サロン・飲食店創業支援センター 代表/株式会社Izanagi consultinG 代表取締役 砂田桂吾
美容室・飲食店の開業融資を支援するプロフェッショナル集団「サロン・飲食店創業支援センター」(京都市中京区、大阪市北区、香川県高松市)。業種専門の税理士、社労士、コンサルタントが一丸となり、テナント物件の相談からビジネスモデルの評価、経営計画の策定、最終的に開業融資の決定に至るまでを、トータルサポートしている。業種特化、業務特化しているだけに、融資が下りるまで最短で8営業日と、驚異的なスピードを誇る。しかも、2015年の創業以来、融資成功率100%を継続。代表を務める砂田桂吾氏(写真)は、美容室・飲食店に特化した経営コンサルティング会社「株式会社Izanagi consultinG」(京都市中京区)の代表取締役でもあり、関西圏の美容室・飲食店業界では、開業融資支援のパイオニアとして知られている。その砂田氏に、美容室と飲食店に特化した開業融資支援の取り組みについて伺った。
廃業するオーナー企業を見て、融資の重要性に気づいた
―― 本日は、関西圏の美容室・飲食店開業融資支援のパイオニアとして名高い、サロン・飲食店創業支援センターの砂田代表に、その事業内容と今後の取り組みについてお話を伺います。砂田代表は、独立開業される前は会計事務所にお勤めだったそうですね。
砂田 はい。税理士法人に4年ほどお世話になり、通常の税務会計業務に従事していました。毎月、オーナー様とお会いして、試算表をお渡しするのですが、途中からは、エクセルで作ったキャッシュフロー予測表を一緒に提出するなど、独自にいろいろと工夫をしました。
入所して2年ほど経ったころ、事務所が東京に支店を開設するということで、その統括に任命され、それから退所する直前までの約1年数カ月は、東京暮らしをしていました。基本的には東京圏の顧客開拓、集客業務をメインに携わりました。
―― それでは、サロン・飲食店創業支援センターを設立された理由と経緯についてお話しいただけますか。
砂田 元をたどれば、税理士法人時代、私が担当するお客様の中に飲食店様や美容室様がとても多かったことがあります。初めて担当したお客様も飲食店様でした。ところが、そのお客様が開業1年目くらいで廃業してしまったのです。