さくらユナイテッドソリューション 代表 税理士 井上一生

税理士・社会保険労務士・行政書士などの有資格専門業務機能、コンサルティング機能、アウトソーシング機能などを融合した総合ビジネス支援グループ、さくらユナイテッドソリューション(さいたま市南区)。個人事務所から出発し、30年かけて総勢170名からなるこの一大グループを築き上げたのが、代表の井上一生氏だ。業種・業態の特化戦略、なかでもフランチャイズチェーン業界では、コンビニエンス顧客件数4300店舗、マーケットシェア9%弱を達成。ほかにも、十数名の国税出身税理士からなる実務型シンクタンクを結成したり、保険代理店との提携を全国的に展開したりするなど、その活躍は目覚ましい。最近では、オフィスを今流行(はや)りのコミュニティー型ワークスペースに移すとともに、サービスのしぼり込みを断行している。全国各地の税理士事務所との連携を強化しながら、新時代を生き抜くための事務所改革に挑む、さくらユナイテッドソリューションの取り組みを取材した。(写真撮影:市川法子)

コミュニティー型ワークスペースの活用とビジネスの再構成で改革を断行

―― 本日は、さくらユナイテッドソリューションの新しいオフィス、WeWork東京支店(東京都中央区)にお邪魔しました。コミュニティー型ワークスペースを運営する米国の企業「WeWork」の賃貸オフィスということですが、今回、どういった理由でこちらにオフィスを移されたのでしょうか。

井上 今年に入ってから、グループ名を「さくら相談ユナイテッド」から「さくらユナイテッドソリューション」に変更しました。記帳代行+申告書作成オンリーでは、さまざまな面から曲がり角にきており、これまでのやり方を続けていては、会計事務所のビジネスが成立しなくなると思うようになりました。そこで、自分たちの仕事に対するあり方を見直す象徴として、WeWorkに移ったのです。
なぜWeWorkなのかといいますと、事業に対する自分たちのあり方を根本的に見直した結果、一社単独ではなく、他社事業との関係性のなかにこそ事業は成り立つとの考えが、より一層強くなってきたからです。一社単独で事業展開しても、その成長は限定的です。他社の経営資源も活用して自分たちの成長の土台を築いていくべきだと考えました。このコミュニティー型ワークスペースはまさに、その関係性をつくる場所だったのです。

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