株式会社MS-Japan 代表取締役社長 有本隆浩
取締役 中園隼人

弁護士、公認会計士、税理士などの士業と一般企業の管理部門職種に特化した人材紹介事業を手掛ける株式会社MS-Japan(東京都千代田区)は、創業から30年増収増益を続け、平成29年12月には、東証1部上場も果たしている。この30年に及ぶ人材紹介ビジネスでの経験と知見を生かし、同社は昨年、日本の会計業界を牽引するトップファームを対象としたアワード「Best Professional Firm」を立ち上げた。日本を代表する会計事務所を表彰し、人材難やテクノロジー革命への対応の遅れなどで低迷する会計業界を盛り上げようというのがその趣旨だ。今年の3月19日には、2018年度までに特に優れた事務所を対象とした表彰イベント「Best Professional Firm 2019」を開催した。その模様も含め、「Best Professional Firm」への取り組みと今後の展開について、MS-Japan代表取締役社長である有本隆浩氏(写真左)と、取締役の中園隼人氏(同右)にお話を伺った。(写真撮影:市川法子)

日本を代表する会計人が一堂に会する「Best Professional Firm」

―― 士業および管理部門職に特化した人材紹介業を手掛ける株式会社MS-Japanは、その経験を生かし、昨年12月に会計業界を牽引するトップファームを表彰する「Best Professional Firm(以下、「BPF」)実行委員会」を立ち上げました。そこで本日は、その趣旨や取り組みについて、同社の有本社長と中園取締役にお話を伺います。まずは本アワードを立ち上げるに至った背景からお聞かせください。

有本 MS-Japanは、弁護士、公認会計士、税理士などの士業と、一般企業の管理部門職に特化した人材紹介事業を30年にわたって展開してきました。その経験と蓄積してきた知見やネットワークを生かして、数ある素晴らしいトップファームを世間にもっと発信していけないだろうかと考えました。それが発想の原点です。一般企業の方々が会計事務所を選ぶ際、情報があまりにも少ないのが現状です。そのような状況から、私はずっと会計事務所をセグメンテーションする必要があると考えていました。
おかげさまで当社も1年半前に東証1部に上場しました。いよいよ時機到来ということで、会計業界を盛り上げるべく、本アワード立ち上げに踏み切った次第です。

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