前列右から戦略MGインストラクター協会特別講師の長山 宏先生、戦略MGグループの小林静史代表、株式会社戦略MG研究所の浜田精造氏、前平雄二取締役。後列右から認定講師の宮澤俊基氏、白城真也取締役
昭和54年に開発された戦略MGマネジメントゲーム(登録商標。以下、「戦略MG」)は、ゲームで経営を疑似体験することにより、経営戦略思考と実務に根差した会計思考を学ぶことができるツールである。長年の歴史を持つこの戦略MGは、日本を代表する著名な経営者からも熱烈に支持されている。そして近年、会計業界からも再び注目が集まっているということだが、会計事務所ではどのように活用しているのであろうか。今回の取材では、戦略MGを展開する戦略MGグループの代表の小林静史氏を中心に、その魅力についてお話を伺った。なお、本稿の編集にあたっては、戦略MGインストラクター協会特別講師で株式会社カクシン代表取締役である長山 宏氏の連載「会計事務所はMGを武器にしよう!」を参考にしたほか、記事の一部を引用した。(写真撮影 市川法子)
500万人以上が体験した経営版人生ゲーム
―― 戦略MGマネジメントゲームは、マネジメントをゲームで疑似体験することにより、経営戦略思考と実務に役立つ会計思考を学ぶことができる経営教育研修ツールです。長年の歴史を持つ戦略MGには著名な経営者のファンも多く、現在はその魅力に再度注目が集まっています。会計業界でも戦略MGを研修に取り入れ、顧問先である中小企業の経営指導に活かす事務所が増えています。
本日は戦略MGを販売する株式会社戦略MG研究所の代表取締役であり、戦略MGグループの代表を務める小林静史氏をはじめとする皆様にお話を伺います。
まずは小林代表に戦略MG研究所の足跡を伺います。
小林 昭和54年に開発された戦略MGは、以前は株式会社講談社経営総合研究所という組織が普及活動を行っていました。その組織が業務を撤退することになりまして、私が知的財産権の譲渡を受けたのです。そして、平成16年に戦略MG研究所を設立し、以後は戦略MG研究所で戦略MGの普及に取り組んできました。
―― 戦略MGとはどのような目的で開発されたものなのか、あらためて教えてください。