一般社団法人Key to Innovationの皆さん

一般社団法人Key to Innovation 代表理事 田中嘉彦
理事 山本一博
理事 小谷隆文
理事 田尻 望

一般社団法人Key to Innovation(東京都港区)は、日本経済にイノベーションを起こすべく、昨年8月に結集した頭脳集団である。創立メンバーは、三和銀行、株式会社ジェーシービーほか、多くの企業において幅広い経歴を持つ田中嘉彦氏、企業分析などのコンテンツ開発や経営診断において多くの実績を上げている山本一博氏、パナソニック株式会社で歴代の役員のそばで経営を学び、数々の赤字事業を黒字化してきた実績から収益改善の戦略的実践的ノウハウを確立した小谷隆文氏、超高収益企業 株式会社キーエンスを経て、高収益体質の組織構築、コンサルティングセールス組織構築の支援をしている田尻 望氏の4人。組織の特長は、デジタル化による情報の断片化に警鐘を鳴らし、「働き方改革」などの国の政策を含め、グローバル化やAIの台頭など、大局的見地に立った企業経営を提唱しているところにある。現在、主催する「高収益体質構築講座」を通して、その考えを広めるべく活動を行っている。その考え方、および活動内容について、一般社団法人Key to Innovationの理事でもある4人にお話を伺った。(写真撮影:市川法子)

日本の方向性を示すために、4つの頭脳が集結

―― 昨年の8月、一般社団法人Key to Innovationが設立されました。そこで本日は、その創立メンバーである田中代表理事と山本理事、小谷理事、田尻理事に、設立の目的、思い、今後の方向性について伺いたいと思います。まずは、田中代表に、設立の経緯をお聞きします。

田中 日本には、各分野で優秀な専門家がいます。しかし、横のつながりがないため、その能力が十分に発揮されていないのが現状です。それは、デジタル化に伴い情報の断片化が進んだからです。その結果、今の日本から大局的視点が欠けてしまいました。
そこで私たち4人は、「情報の断片化」という共通認識のもと、「歴史認識」と「日本の方向性」という2つの観点から、どうすれば個々の専門性を発揮できる、生産性の高い社会にすることができるのか議論しました。
そして、政府の掲げる働き方改革、生産性革命、あるいはSDGs(持続可能な開発目標)など、その本質を世に訴えようと、勉強会を立ち上げることになりました。それが一般社団法人Key to Innovation設立の経緯であり、目的です。

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