株式会社イワサキ経営 代表取締役社長 吉川正明

イワサキ経営グループ(本社:静岡県沼津市)は、税理士法人イワサキと株式会社イワサキ経営を中核とした8社で構成される、静岡県最大級の会計事務所グループである。創業45周年を迎えた昨年10月、新社屋への移転にあわせて経営理念やクレドなどをリニューアルした。イワサキ経営代表取締役社長の吉川正明氏は、32歳の若さで創業者の岩﨑一雄氏から後継者に指名され、5年前の社長就任以来、社員の幸せを第一に考えた組織づくりを推進している。今回の新社屋は、社員が気持ちよく働ける環境を実現すべく、さまざまな工夫が施されている。それらの取り組みの詳細について、吉川社長にお話を伺った。(写真撮影:坂田律子)

創業45周年の節目に新社屋へ移転

―― 本日は、静岡県のイワサキ経営グループの株式会社イワサキ経営代表取締役である吉川正明社長にお話を伺います。
イワサキ経営グループについては、これまでも何度か取材しています。2015年1月号の「会計事務所未来探訪」では、創業者で会長の岩﨑一雄先生と吉川社長のお二人にご登場いただいています。
まずはあらためてグループの沿革を簡単に紹介していただけますか。

吉川 グループの創業者で現会長の岩﨑が、現在の税理士法人イワサキの前身にあたる岩﨑一雄税理士事務所を開業したのは、昭和48年4月です。昨年、創業45周年を迎え、10月に新社屋に移転しました。
平成18年に事務所を税理士法人化し、あわせて設立した株式会社イワサキ経営との2社体制に移行しました。
この2社を中核に、平成11年設立の株式会社財産ネットワークス静岡、平成28年に保険部門を分社化した株式会社フジFPパートナーズなど、8つの組織でグループを構成しています。

―― 前回の取材ではスタッフ数が73名とのことでしたが、現在は何人ですか。

吉川 91名です。4月からはさらに3名増えます。事務所を新築・移転したのは、人数が増えて手狭になったことも理由のひとつです。

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