フランクリン・プランナー・ジャパン株式会社

週単位で計画を立てる

目標も決まり、月単位での中間ステップの落とし込みができたら、次は1週間の計画を立てます。あなたの目標に沿った中間ステップを確実に反映するのが月単位の計画であるとすれば、その月単位の計画を確実に、また効果的に、さまざまな役割と上手にバランスを取って配置していくのが週単位の計画です。
1カ月だと緊張感に欠けて間延びしやすく、1日だとあまりにタイトです。その中間にある1週間は、自分なりの枠組み、パターンの中で柔軟にタスクを配置でき、また調整も実行もしやすくなります。さらに、1週間単位でスケジューリングすると、ビジネスだけでなく、あなたの役割を果たす時間の確保も容易に検討することができます。
1週間という単位は、学校の時間割やテレビのプログラム、ビジネスにおいては休日や会議、定例会なども週単位でパターンを組むのが通例であり、第Ⅱ領域活動(前回紹介した、時間管理のマトリックスでいう「緊急ではないが重要」な活動)を実行する時間を調整しやすくなります。
また、あなたはビジネスだけでなく、夫、父親、息子、婿、甥、叔父、会社員、営業、上司、部下、友人(親友、サークル仲間、先輩、後輩など多数)、地域の住人、ペットの飼い主など、多様な役割を担っています。
さらに、ビジネスだけでも、社長の右腕、後輩の育成、クライアント担当など、さまざまな役割を担っており、毎週、単純に与えられた仕事をこなせばいいということではありません。
スケジューリングを考えるには、こうしたさまざまな役割の責任を果たす時間を確保することも大切になります。緊急事項の仕事ばかり、あるいは緊急なプライベートの予定ばかりを計画するようなスケジューリングを続けていたら、バランスの取れた、有意義な毎日を送ることはできません。

一週間コンパスを使う

フランクリン・プランナーには、毎週、役割と役割に対する責任を意識することができるよう、週単位でタスクを管理するための「一週間コンパス」が付属しています。これは、その週の「週間テーマ」を決めて記入しておく「ブックマーク」のようなもので、特に「刃を研ぐ目標」と「役割ごとの目標」を書き出すようになっています。
システム手帳のしおりとして挟んで使うので、開くたびに一週間コンパスが目に入ります。ここに書かれた役割を常に意識し、参考にしながら、それに沿ったタスクを日々のスケジュールに落とし込んでいくことで、重要な領域にフォーカスできるようになります。

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