Bricks&UKグループ代表の梶浦 潮氏(左)と税務シニアコンサルタントの鈴木慶一氏(右)

■梶浦 潮

税理士、社会保険労務士、司法書士、システムエンジニアなどのプロフェッショナルを集めたコンサルティングファーム、Bricks&UKグループ(名古屋市中区)。事業経営に関わるさまざまな分野において、広く緊密な専門家集団をネットワークし、中小企業の成功をサポートしている。創業12年とまだ歴史は浅く、社員の平均年齢も33歳と若い事務所だが、驚くべきはその成長スピードだ。わずか12年で従業員数154名、顧問契約数1600社へと拡大。しかも、平均顧問料4万円超である。現在、その顧問先を、年間100件ペースで増やし続けている。その驚異的な成長スピードの裏にはどのような仕組み、そして戦略があるのか、Bricks&UKグループ代表の梶浦 潮氏(写真)と、税務シニアコンサルタントの鈴木慶一氏にお話を伺った。

本気の事業経営支援、本気のワンストップサービス

―― Bricks&UKグループは、名古屋を拠点に中小・ベンチャー企業の経営支援を行い、創業から12年で大規模事務所へと急成長されました。そこで本日は、グループの代表である梶浦先生と、税務シニアコンサルタントの鈴木さんにお話を伺いながら、その成長の要因を探っていきたいと思います。まず、Bricks&UKの足跡からお伺いしたいと思います。

梶浦 当社は平成18年設立ですので、今年で13年目になります。梶浦税理士事務所として自宅で開業したのがスタートで、その4~5年後に、事務所名をBricks&UKに変更しました。
「Bricks」はブロックのイギリス英語で、人が増えてきたことから、レンガが積み上がり、建物が高くなっていくイメージからこの単語を選びました。「UK」は私の名前の頭文字です。
従業員は現在154名です。組織としては、税理士法人Bricks&UK、M&Aやコンサルティング、保険業などを手がける株式会社Bricks&UK、社会保険労務士事務所Bricks&UK、一般社団法人Bricks&UKの4法人で、Bricks&UKグループを構成しています。

―― 12年で150人規模というスピードは、かなりの急成長だと思います。要因はずばり何でしょうか。

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