サービス付き高齢者向け住宅「リリィ パワーズ レジデンス まちだ森野」

社会が急激に変化するなか、安定した土地活用を実現するのは容易なことではない。しかし会計事務所のなかには、的確な助言と長期的サポートにより、資産家の土地活用を成功に導いているところがある。税理士法人フォース(東京都町田市)も、そのような事務所のひとつである。同事務所は、親交の深い地元の資産家を支援し、駅の近くにある好立地の駐車場を、利便性が高く自宅と同様に暮らせるサービス付き高齢者向け住宅に生まれ変わらせた。本稿では、税理士法人フォースの小林 進所長と、同事務所をサポートしている株式会社パワーズアンリミテッド(東京都新宿区)の池田公洋社長、久保田力弥執行役員に、時代に合った土地活用支援の方向性について伺った。

地域に密着した活動で町田市最大級の事務所に成長

―― 本シリーズは、資産税対策として注目されている「サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)」をテーマに、株式会社パワーズアンリミテッドの手掛ける「リリィ パワーズ レジデンス」ブランドのサ高住を訪問し、同社と連携して提案・開発にあたった会計事務所の先生にもご同席いただいて、建設に至る背景や経緯、運営の実際、そして事業化のメリットなどを伺っています。
本日取材に伺っているのは、東京・町田市の「リリィ パワーズ レジデンス まちだ森野」です。
町田市の税理士法人フォースの 小林 進先生、パワーズアンリミテッドの代表取締役である池田公洋社長、久保田力弥執行役員にお話を伺います。
まずは小林先生にお聞きします。ご実家は町田市の老舗文具店だそうですね。

小林 はい。明治10年に創業された小林洋文堂といいます。現在は町田駅から徒歩10分のところに店を構えています。

―― どのような経緯で公認会計士・税理士を目指されたのですか。

小林 私は次男で、家業は兄が継ぐことになっていました。大学に入ったころ、私も兄と一緒にやろうと思うと両親に伝えたところ、「必ずけんかになるからやめなさい。お前は兄を支えられるような仕事に就いたらどうか」と言われました。
そこで、経済学部だった私は公認会計士がよいのではと考え、勉強を始めました。公認会計士の試験に合格すれば、税理士の登録もできますから、兄を助けられるだろうと思ったのです。

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