株式会社MAP経営 代表取締役社長 浅野泰生

株式会社MAP経営(東京都中野区)は、1000以上の会計事務所や中小企業、金融機関を顧客に持つ経営計画・事業計画の専門会社である。会計事務所向けソフトウェア「MAP経営シミュレーション3(略称:MAP3)」や会員制サービス「未来会計クラブ」など、多様なラインアップで経営計画やMAS監査業務の事業化を支援している。今年、「お客様満足」という大方針を掲げてサービスの拡充と組織体制の刷新を進める同社の取り組みについて、代表取締役社長の浅野泰生氏に伺った。

中小企業のニーズが高まる経営計画

―― 本日は、株式会社MAP経営の代表取締役である浅野泰生社長にお話を伺います。
 前回(2014年4月号)は浅野社長の就任直後にインタビューに伺い、新体制での抱負や展望についてお話しいただきました。まずは、それ以降の近況からお聞きします。

浅野 前回のインタビュー後の平成26年5月に、当社が開発した会計事務所向けソフトウェア「MAP3」をリリースしました。多くのお客様からのご要望に応え、前バージョンの「MAP2」と比べて使い勝手が大きく向上しています。おかげさまでインストール率が86%と高く、その後の機能を強化した最新版へのアップデート率もほぼ同じ数字で、皆様にご活用いただいています。
 また、外部環境やニーズが変化するなか、顧問先のためには過去会計だけでなく未来会計が重要と考え、当社の「未来会計クラブ」にご入会いただく会計事務所の先生が増えています。

―― 未来会計クラブについて、あらためてご紹介いただけますか。

浅野 これは、会計事務所の経営計画業務を支援する会員制のサービスです。経営計画やMAS監査といった未来会計業務の事業化を支援します。
 会員は、当社の「MAPシステム」を無償でご利用いただけます。ほかにも、中期5ヵ年経営計画立案セミナー「将軍の日」やMAS監査事業化研修が受講できるなど、さまざまなサービスを提供しています。
 未来会計クラブは平成24年にスタートし、現在の会員数は1000を超えています。そのなかには、当社のツールや研修を活用して、6~7年で収益が1億円を超えた事務所もあります。
 しかし一方では、残念ながら思うような成果が上がらず、退会されるお客様もいます。

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