ビジネス・ブレイン税理士事務所 所長の畑中孝介氏

ビジネス・ブレイン税理士事務所(東京都港区)は、開業からわずか3年の若い会計事務所だ。しかしながら、一般的に会計事務所が提供する会計・税務だけではなく、事業承継対策や顧問先の経理業務効率化支援、経営計画策定など専門性の高い業務への特化を打ち出し成長していることで大きな注目を集めている。同事務所の所長である畑中孝介氏が専門性の高い業務に取り組むのは、「自分はどの領域が得意なのかを打ち出さなければ、会計事務所は生き残っていけないから」だという。テクノロジーを積極的に活用して顧問先や自身の事務所の業務を効率化する畑中氏は、会計業界の将来をどのように見ているのだろうか。本稿では、ビジネス・ブレイン税理士事務所の取り組みや、会計事務所の生き残り戦略についてお話を伺った。

リスクを取って新たな領域に飛び込む意義

―― ビジネス・ブレイン税理士事務所は、高い専門性を持った業務を展開していることで注目されている会計事務所です。同事務所では、会計事務所が一般的に取り組む税務業務のほかに、大手上場企業の連結納税におけるコンサルティング、組織再編、公益法人や独立行政法人の顧問など、「特殊」な業務に注力しています。
本日は同事務所の畑中孝介代表にお話を伺います。まずは、なぜさまざまな領域において高度な業務を展開しているかお聞かせください。

畑中 根底にあるのは、私が新しいものが好きだということでしょうか(笑)。
開業する前に勤めていた税理士法人に入所してからしばらくして、組織再編・連結納税制度ができました。平成14年、私が28歳のころのことです。そのときに「何だこれは?」と感じたのが、一連の取り組みのきっかけだといえるかもしれませんね。

―― 当時ですと、まだ制度ができたことは知っていても、本当にわずかな人しか経験していない時期です。

畑中 当時は、連結納税に関する書籍が1冊しか出版されていないような状況でした。ほとんどの人が暗中模索した結果、「やらない」と決めたのではないでしょうか。そして、誰も取り組んでいないからこそ、自分でやってみようと思ったのです。

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