税理士法人スバル合同会計北九州事務所 顧問 税理士 松田健二
所長 税理士 野田 文

税理士法人スバル合同会計北九州事務所(福岡県北九州市)は、東京に本部を置く税理士法人スバル合同会計が、小倉北区で約30年の歴史を持つ松田健二税理士事務所と合併して4年前に設立された、同社8番目の地方拠点である。所長の松田健二氏(写真中央)は、売上鈍化の兆候にいち早く対応すべく全国規模の事務所とのM&Aを選択。弊社の仲介によりスバル合同会計との合併に踏み切り、若手中心の元気あふれる事務所として顧問先数を順調に増やしている。現在は顧問を務める松田氏と奥様(同左)、現所長の野田文氏(同右)に、全国規模の組織との合併のメリットを中心にお話しいただいた。

北九州の中小企業を支援する会計事務所

―― 本日は、税理士法人スバル合同会計北九州事務所にお邪魔しています。この北九州事務所は、北九州市小倉北区にある松田健二税理士事務所をスバル合同会計がM&Aする形で、4年前にスタートしました。このM&A案件では、微力ながら弊社が仲介役としてお手伝いさせていただきました。
所長の高齢化が進む会計業界において、事務所の承継は大きな問題となりつつあります。身内や職員の中から後継者が見つからず、やむを得ず廃業となれば顧問先や職員も困ります。
事務所の創業者であり、現在は顧問を務める松田健二先生、所長の野田文先生に、合併に至るまでの経緯、合併によって変わった点や、得られたメリットなどについて伺いたいと思います。
まずは創業者の松田先生から、これまでの事務所の歩みについて振り返っていただけますか。

松田 事務所の創業は1986年です。開業前は山内税理士事務所に勤務していました。在職中に税理士資格を取得し、その後も何年か勤めて税理士として力を付けたうえで独立しました。45歳の頃です。
当初は、ここから10分ほどの中津口の富国生命ビルにテナントとして入り、2005年8月に現在の自社ビルに移りました。1階が駐車場、2階がオフィスと会議室、3階が住居になっています。

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
すべての記事が読める「実務経営研究会会員(有料)」へご登録いただくと続きをご覧いただけます。