ライズサポート税理士事務所 代表税理士 武渕将弘 氏

ライズサポート税理士事務所(さいたま市大宮区)は、飲食店と理美容室に特化した創業支援で実績を重ね、首都圏を中心に顧客数を増やし続けている。「経営者の軍師」を目指す所長の武渕将弘氏(写真)は、税務会計をベースとした事業戦略立案や財務面でのサポートに注力している。特に、創業時や多店舗展開時の資金調達に強く、これまでの実績やFAA(資金調達相談士協会)での活動を通じて得たノウハウや情報を顧問先支援に生かしている。武渕氏に、その取り組みの詳細について伺った。

経営者の軍師として顧問先をサポート

―― 本日は、ライズサポート税理士事務所の武渕将弘先生にお話を伺います。武渕先生への取材は、弊誌2016年5月号の「若手会計人に訊く」に続き、2回目となります。
同事務所は、飲食店・理美容室の創業支援に特化した取り組みが特徴です。なかでも資金調達に強みを発揮し、首都圏を中心に着実に顧問先数を伸ばし続けています。
今回の取材では、開業から約5年にわたるその取り組みについて、詳しく伺いたいと思います。
まずは、あらためてこれまでの歩みを紹介していただけますか。

武渕 私は工学部出身です。もともと乗り物が好きで、車関係の設計エンジニアになりたかったからです。それが一転して税理士を目指すことになったきっかけは、在学中に知った「税理士は中小企業のホームドクター」という言葉です。この言葉に惹かれて簿記の勉強を始め、自分に合っていると感じて税理士の道に進みました。
大学卒業後は、東京都内の大手税理士法人など4つの事務所に勤めながら勉強を続け、税理士の資格を取得しました。平成25年10月に独立し、実家のある埼玉県鴻巣市で開業しました。
その1年3カ月後くらいに、事務所を鴻巣からさいたま市大宮区に移しました。このままでは成長が望めないと考え、勝負を懸けるつもりでした。
大宮に出てからは順調にお客様が増え、約3年半たった現在は50件を超えています。今も平均して毎月1件以上の新規契約があります。昨年の売上は2000万円を超えました。職員はパートさんが1名います。

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