税理士法人名南経営 理事長 代表社員 税理士 安藤教嗣氏
税理士法人名南経営(本店:愛知県名古屋市)は、株式会社名南経営コンサルティングなど17法人で構成される巨大コンサルティングファーム「名南コンサルティングネットワーク」の中核組織である。創業者の佐藤澄男税理士は、卓越した先見性により当初からワンストップサービスの構築を目指し、着実にサービスラインアップの拡充を続け、日本トップクラスの会計事務所グループをつくり上げた。佐藤氏の逝去後に税理士法人を引き継いだ吉田勤税理士がこの1月に勇退し、安藤教嗣氏が新理事長に就任した。安藤氏に就任の経緯や新理事長としての抱負、今後の成長戦略についてお話しいただいた。
税理士法人のトップが交代
―― 本日は、税理士法人名南経営の代表社員で理事長の安藤教嗣先生にお話を伺います。
安藤先生は日本トップクラスの税理士法人である名南経営で理事、常務理事を歴任され、今年1月に理事長に就任されました。国内有数の一大コンサルティングファームである「名南コンサルティングネットワーク」の今後の方向性や成長戦略について伺いたいと思います。
まず、税理士法人名南経営のこれまでの歩みについてお話しいただけますか。
安藤 昭和41年10月に、創業者の佐藤澄男が設立した税理士事務所がスタートです。
ずば抜けた先見性を持つ創業者は、当初からワンストップサービスの必要性を説いていました。
税理士は、企業経営者との接点が最も多い資格です。経営者から持ち込まれる相談には、税務や会計以外の分野の問題もたくさん出てきます。それらを全てひとつのネットワークのなかで解決したいと考えたのです。
その構想のもと、時代の変化やお客様のニーズに合わせて、さまざまなサービスを追加していきました。
そして現在、税理士法人名南経営と株式会社名南経営コンサルティングを中核とした「名南コンサルティングネットワーク」には、弁護士、司法書士、行政書士などの士業法人、中国、ベトナムなどの海外拠点を含む17法人があります。
―― 創業者の佐藤澄男先生が50年前に予見した事務所の将来像の実現に向けて、着実に歩んできた歴史といえますね。
現在のスタッフ数は、名南コンサルティングネットワーク全体でどのくらいになりますか。