右から株式会社ジェイ・エス・ビーの山本貴紀取締役本部長、島田久雄部長、グランメゾン迎賓館 京都嵐山の藪内亜矢子施設長、森高広執行役員副本部長

株式会社ジェイ・エス・ビー 高齢者事業本部 取締役本部長 山本 貴紀
高齢者事業本部 執行役員副本部長 森  高広
高齢者事業本部 高齢者住宅開発部 部長 鳥田 久雄
株式会社グランユニライフケアサービス関西 グランメゾン迎賓館 京都嵐山 施設長 藪内亜矢子

学生マンション大手の株式会社ジェイ・エス・ビー(京都市下京区)は今、第二の柱として高齢者向け住宅に力を入れている。全国各地に「高齢者住宅情報プラザ」を展開するほか、これまでに函館、仙台、京都、大阪、福岡で9棟の「サービス付き高齢者向け住宅」を建設。質の高いサービスと洗練された設備は多くのご利用者様から支持を得ている。今回、その9棟のなかで最も評価の高い「グランメゾン迎賓館 京都嵐山」を訪ねた。京都でも有数の観光地「嵐山」。その中心地から徒歩数分の場所にある3階建て総戸数56戸の同住宅。施設長の藪内亜矢子氏と、株式会社ジェイ・エス・ビー高齢者事業本部長の山本貴紀氏、高齢者住宅開発部長の鳥田久雄氏に、高齢者向け住宅運営の現状と今後の高齢者事業の展開についてお話を伺った。

グランメゾン迎賓館 京都嵐山
ジェイ・エス・ビーが運営するグランメゾン迎賓館 京都嵐山

高齢者住宅の顧客満足度を高める

―― まずはグランメゾン迎賓館京都嵐山の概要について、藪内施設長からお話を伺いたいと思います。

藪内 グランメゾン迎賓館京都嵐山は平成26年の開業以来、自分らしく心豊かな生活、プロのサービス、共存共栄をモットーとしています。お住まいいただく皆様に「終の棲家としたい」と思っていただけるような居住空間と介護等サービスをご提供することが、私たちスタッフの使命と心得ています。
今年で4年目に入った住宅ですが、現在の入居率は約96・4%(平成29年3月1日時点)です。京都嵐山という土地柄もあって、開設当初から比較的注目度も高く、住宅ができる前から10室ほどのご予約をいただくという状況で好スタートを切りました。開設後もかなりの短期間で、全室ご契約いただきました。

―― 住宅の特徴についてご説明ください。

藪内 当住宅ではご利用者様に楽しく生活していただくため、まずは食堂のコンセプトを「コミュニケーションの場」とし、明るい雰囲気をつくり出しています。お食事を召し上がりながらご利用者様同士、あるいはご家族様やスタッフとのコミュニケーションを楽しめる場にしていくことを心掛けています。また、お食事の提供も、老人ホームなどで多く使われているメラミン製の食器ではなく、瀬戸物やガラス製のものを使用しています。

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