freee株式会社 創業者・代表取締役CEO 佐々木大輔氏

「クラウド会計ソフトfreee」で知られるfreee株式会社(東京都品川区)の動きが注目を集めている。弊誌4月号と7月号でも紹介した、税理士法人ゆびすいとの社会福祉法人向けクラウド会計システム「社会福祉法人with freee」や「クラウド会計ソフトfreee」の会計事務所専用機能「AI月次監査」など、新たなプロダクトや機能強化が立て続けにリリースされている。これらは、同社が掲げる新ミッション「スモールビジネスを、世界の主役に。」の実現に向けた取り組みの一環である。同社代表取締役社長の佐々木大輔氏に、新たなミッションにかける想い、会計事務所とのパートナーシップの強化やプラットホーム構築による今後の成長戦略について伺った。

日々進化し続けるfreeeのプロダクト群

―― 本日は、freee株式会社の代表取締役である佐々木大輔社長にお話を伺います。
貴社への取材は、今年に限っても3回目になります。2018年4月号では税理士法人ゆびすいとの社会福祉法人向けクラウド会計システムの共同開発について、同7月号では「クラウド会計ソフトfreee」の会計事務所専用の機能である「AI月次監査」について取材しました。
まずは、直近の主なトピックを教えていただけますか。

佐々木 7月号で当社の武地も触れていますが、税理士法人ゆびすい様との共同開発による社会福祉法人向けクラウド会計システムは、8月末に「社会福祉法人with freee」としてリリースしました。今年の12月31日まで、無料で提供しています。
5月にリリースした「AI月次監査」も、チェックリストのカスタマイズなど、さらに使いやすくするための改良や機能強化を進めています。
また、7月には「クラウド会計ソフトfreee」上で予実管理などが行える「予算・実績管理」機能をリリースしています。
次は、中堅企業からの要望が多かった、「クラウド会計ソフトfreee」のデータをExcelに自由に取り込める機能をリリースする予定です。

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