安野公認会計士・税理士事務所 所長 安野広明
有限会社プレジャー企画 代表取締役会長/
NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会 理事長 大棟耕介

コメディ・クラウン・サーカスとは、5人のカラフルで個性豊かなクラウン(道化師)たちがサーカス芸からジャグリング、パントマイムと、舞台を所狭しと駆け回るエンターテインメントショーである。島根県益田市で去年と今年の1月初旬、この公演が行われた。主催したのは、積極的な情報発信により地域の支持を集めているあんの会計事務所(島根県益田市)である。代表の安野広明税理士(写真右)は2代目として7年前に事務所を引き継いで以降、地域貢献に向けてさまざまな施策を展開してきた。コメディ・クラウン・サーカスもその一環で、地元の子どもたちに笑顔を届けることで、地域の活性化を図ろうとしている。そこで今回は、クラウンの育成からイベントの企画・運営、さらには病院などでのパフォーマンス活動も展開するクラウン専門のエージェント、有限会社プレジャー企画(名古屋市中村区)の代表でNPO法人日本ホスピタル・クラウン協会理事長の大棟耕介氏(同左)と安野氏に、クラウン流サービスについてお話を伺った。

心と技術で人を和ませる笑いのプロ「クラウン」

―― クラウンというと車名のクラウンを連想しますが、スペルが違うのですね。

大棟 車のほうは「CROWN」で、王位・王冠などを示す単語ですね。こちらは「Clown」で、和訳すると道化師です。皆さんがイメージする赤い鼻をつけた人を、世界共通でクラウンといいます。日本ではピエロともいわれますが、これはクラウンの役柄のひとつです。

―― 大棟さんご自身もパフォーマーであると同時に、エージェント活動もされています。まず、その活動内容をご紹介いただけますか。

大棟 最初に、クラウンのチーム「プレジャーB」を結成したのが平成6年で、その翌年に旗揚げ公演をしました。以来、名古屋市を拠点として全国の幼稚園、テーマパーク、ショッピングセンター、結婚式場などでクラウンによるイベントを展開しています。

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