企業会計には「財務会計」と「管理会計」の2つの会計分野があります。管理会計は、経営改善を目的とし、経営者が経営目標を達成するための判断材料をサポートするための会計と呼べます。管理会計をベースに「経営計画」と「達成管理」をサポートするMAS監査業務。MAS監査業務をベースに躍進されている会計事務所のスペシャルインタビュー。今月は秋田県秋田市でご活躍されている株式会社RINGS PRO/税理士法人RINGSの事例をお届けします。

未来会計業務に注力

── 貴社が力を入れている取り組みについてお聞かせください。

髙橋 やはり未来会計業務です。当社では未来会計業務に取り組むようになって10年以上になりますが、まだまだ発展途上だと感じています。未来会計を創設された長崎県の岩永先生も「年商1億円がひとつの事業の定義であり、スタートだ」と仰(おっしゃ)っています。

現在、株式会社MAP経営さんや株式会社日本BIGネットワークさんのサポートを通じて、ようやく年商7000万円くらいにはなりました。まず年商1億円を通過するまでは最も注力する業務分野だと思います。

年商1億円を突破するために、昨年10月からMAP経営さんが主催されている仙台の「大合戦の日」という企画に、当社でまだ未来会計に取り組んでいないメンバーと、取り組み始めたメンバーの計3名を参加させています。その3名が未来会計の実務を学び、お客様に提案できるようになれば、未来会計業務年商1億円が見えてくると考えています。実際に「大合戦の日」に参加している3名が事務所で開催するセミナーの集客だけでなく、企画運営にも主体的に関わってくるようになりました。

また新しい企画として、今年の4月から「会計塾」という新しいセミナー企画をリリースしました。今までは「経営者塾」という形でMAP経営さんのユーザー会「あんしん経営をサポートする会」の「将軍の日」のカリキュラムを「経営理念」「経営戦略」「行動計画」「数値計画」という4つのカテゴリーに分けて提供していました。この経営者塾のコンテンツから管理会計部分を抽出した全4回の会計講座が「会計塾」です。本年4月から4カ月間、第1クールとして企画しています。その後、9月から12月にかけて第2クールも計画しています。

マンツーマンでサポートする限定10社の「会計塾」

── 「会計塾」に対するお客様の反応や狙いをお聞かせください。

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