税理士法人青葉会計 代表社員 税理士 平井幸光

長野県内に3拠点を擁する税理士法人青葉会計(長野県長野市)のスタッフは総勢16名である。設立6年目ながらも、40代の代表税理士を中心に若さあふれるフットワークで地域経済の活性化に貢献し、当初から「決算診断」サービスを導入するとともに、経営計画策定支援などにも力を入れ、地元中小企業の経営支援に取り組んでいる。規模的に経営のかじ取りの難しい時期だが、株式会社ミロク情報サービスの協力を受け、DX化の推進や人材教育などに注力し、規模の拡大と組織化を目指している。地元長野を元気にするため、「気軽に何でも相談できる社長のパートナー」をモットーに躍進する若手事務所、税理士法人青葉会計の経営戦略について、代表社員税理士の平井幸光氏に伺った。(写真撮影 市川法子)

「人生の計画書」で税理士の夢を実現

―― 長野県で3拠点を展開する税理士法人青葉会計は、キャッシュフローのコーチングや財務コンサルティング、経営計画策定支援と幅広く中小企業の経営支援に携わっている地域密着型の中堅事務所です。今日はその取り組みについて、代表社員税理士である平井先生にお話を伺います。
まずは、平井先生のご経歴、税理士になられた経緯からお話しいただけますでしょうか。

平井 私が税理士の道に進んだのは、まさに『税理士への道―その魅力と将来性』(法学書院)という本との出合いがきっかけでした。大学を卒業して東京の自動車販売会社に就職したものの、何か釈然としないものを感じていたとき、古本屋で手にしたのがその本です。その半年後、私は自動車販売会社を退職していました。それから会計事務所で働きながら受験勉強にいそしみ、比較的すぐに簿記論と財務諸表論に合格しました。
ところが、それで高をくくったのか、それから数年間は勉強に身が入らず、気が付いたら32歳でした。「このままではまずい」と思い始めたときに、やはりある本がきっかけで「人生の計画書」を作成しました。そして「税理士になって活躍する」という目標を立てました。私が税理士になることができたのはこの計画書のおかげです。

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