司法書士法人・土地家屋調査士法人 青沼総合事務所 パートナー司法書士 田中通之氏
代表パートナー 司法書士・土地家屋調査士 青沼光泰氏
パートナー司法書士 土屋武大氏
司法書士法人青沼総合事務所(東京都中央区)は、2011年に青沼光泰氏(写真中)が開業した個人事務所を法人化した事務所である。現在、代表である青沼氏のほかに、田中通之氏(同右)、土屋武大氏(同左)がパートナー司法書士として在籍し、このほかにも4名の司法書士と1名の土地家屋調査士有資格者が所属している。企業法務に関する登記手続きを中心に、企業が抱える問題に向き合い、その悩みを解決する手続きやスキームを提案することで、顧問先企業や他士業からの信頼を獲得している。また、税理士との連携も積極的に行っており、現在、事業承継やM&A、組織再編、相続などの手続きを税理士と連携して税務と法務の両面からクライアントを支援し、さらなる拡大を図っている。今回の取材では、代表の青沼氏、パートナー司法書士である田中氏と土屋氏に、事務所の強みや税理士との提携事例についてお話を伺った。
(写真 市川法子)
経験豊かな司法書士が良質な法的サービスを提供する青沼総合事務所
―― 本日は、青沼総合事務所の代表パートナーである青沼先生、そしてパートナー司法書士である田中先生と土屋先生にお話を伺います。
まず、青沼先生のご経歴を伺います。
青沼 不動産業を営んでいた父の勧めで、大学在学中に宅地建物取引主任者と測量士補の資格を取得しました。卒業後は、土地家屋調査士法人に就職し、1年後に土地家屋調査士に合格しました。さらに勉強を続け、28歳になる2003年に司法書士に合格しました。合格後は司法書士事務所に約2年、弁護士事務所に約6年勤め、2011年に司法書士として独立しました。
―― 田中先生、土屋先生がパートナーとして参画した経緯をお聞かせください。
青沼 2人には独立後に私から声をかけました。もともと私たち3人は、都内の星野ふみひと司法書士事務所(現・星野リーガル・ファーム)に勤めていた仲間です。その事務所は、商業登記やM&A関連の登記手続きに力を入れていて、所長である星野先生は、私が司法書士試験のために通学していた予備校で商業登記の講師をされていた先生でもあります。事務所を去った時期は3人ともバラバラですが、縁あって再び一緒に働けるようになりました。2人には、事務所のパートナー司法書士として参画してもらっています。