右からOAGグループの前田 強氏、鶴井秀雄氏、太田孝昭氏、田中繁明氏、桑原博文氏
OAGグループは、OAG税理士法人をはじめ会計コンサルティング会社や監査法人、アウトソーシング会社など12法人(従業員351名)で構成される大型会計事務所グループである。今年5月に創業30年を迎えた同グループでは、「新たなチャレンジ」をテーマに掲げ、グループ各社が相互に連携しながら自ら設定したチャレンジの実現に向けて取り組んでいる。創業者でグループ代表の太田孝昭氏と、主要各社の代表4氏にそれぞれの事業や取り組みについて伺った。
創業30年を迎えた大型会計事務所グループ
―― 本日は、OAGグループ代表の太田孝昭先生、OAG税理士法人の代表社員である鶴井秀雄先生、株式会社OAGコンサルティング代表取締役の田中繁明社長、株式会社OAGビジコム代表取締役の前田強社長、株式会社OAGアウトソーシング代表取締役の桑原博文社長にお話を伺います。
OAGグループは、これらの他に5つの士業法人と2つの事業会社を持ち、国内に6拠点を展開する日本有数の大型会計事務所グループです。今年5月に創業30年を迎え、盛大な記念イベントも開催されました。
今回の取材では、同グループの主要各社の事業概要と、それらの相互連携を生かした中小企業支援の取り組みについて伺いたいと思います。
まずは太田先生に、OAGグループの歴史を簡単に振り返っていただきます。
太田 OAG税理士法人の前身にあたる太田税務会計事務所は、昭和63年5月に7坪のマンションからスタートしました。同時に設立した株式会社シーケーシステム研究所は、現在のOAGグループをまとめる株式会社OAGです。
創業後間もなく法律、会計、税務、建築、特許の5部門からなる総合事務所をつくればワンストップサービスが提供できるだろうという誘いを受けて、アドバイスリンクに参加し、同じ年の12月に130坪のオフィスに移りました。
平成3年にOAGビジコムとOAGアウトソーシング、平成12年にOAGコンサルティングのそれぞれ前身にあたる会社を設立するなど、順調に事業を拡大してきました。