全国5,000カ所のエネルギーマネジメント、 6,000カ所の高圧電力供給、80,000カ所の低圧電力供給の実績「会計事務所の顧問先の電気料金削減を支援する アイ・グリッド・ソリューションズ」
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ 取締役 エネルギー事業本部 本部長 秋田智一
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(東京都千代田区)は、エネルギーマネジメントを事業とする企業である。平成28年の電力全面自由化以降、電気代削減には誰もが関心を寄せているが、同社は平成16年の創業以来、一貫して電気を中心としたエネルギーコストの削減を事業としている。同社のコンサルティングを導入した企業は、平均10パーセントもの電力代削減を達成している。アイ・グリッド・ソリューションズの取締役である秋田智一氏は、このエネルギーマネジメントが会計事務所の付加価値業務につながるという。そこで、本稿では同社の取り組みや会計事務所での活用法についてお話を伺った。
電気代は削減できない固定費ではない
―― 本日は、株式会社アイ・グリッド・ソリューションズのエネルギー事業本部長を務める秋田取締役にお話を伺います。
貴社に取材をするのは今回が初めてです。まずは、貴社の沿革をご紹介いただけますか。
秋田 私たちはコスト削減のコンサルティングを事業として平成16年に創業しました。当時は、さまざまな業界が伸び悩みを感じていまして、企業体制を強化するためのコストの見直しに注目が集まりつつあったのです。
代表の本多は広告代理店の出身です。本多はこのコストの見直しが体系的に実践できていない中小企業を対象として、ナレッジに基づいたコンサルティングをスタートさせました。
そうしたコスト削減への取り組みのなかで、皆様が無頓着なのが水道光熱費と呼ばれるエネルギーコストです。税金のように必ず一定のコストがかかると、皆様が捉えているのです。私たちはそのなかでも一番コストが大きな電気代に着目しました。
現在と異なり、平成16年の創業当時は、電力会社が自由化されていませんでした。しかし、電力会社は民間企業です。ですから、当時から実は、携帯電話の料金プランのように料金プランを選択したり、料金交渉をしたりすることができたのです。ところがそこに気がついている人はほとんどおらず、一般メニューで何も気にせず利用しているわけです。