左から税理士法人恒輝の福田英一先生、西川弥生先生、榎本恵一先生

税理士法人恒輝は東京都墨田区の榎本会計事務所と、福岡市城南区の福田税務/労務合同事務所が合併し、平成26年に設立された。そして今年、設立55周年を迎える青森県八戸市の八戸経営会計事務所がここに加わった。これにより、福岡、東京、八戸を結ぶ70人規模の大型税理士法人が誕生した。各事務所の所長3人は同学年ということもあり、同じ価値観を共有する。遠く離れ、それぞれ独立した事務所ながらも、積極的な人的交流、情報共有により、各事務所の強みを生かした相乗効果を発揮している。本誌では設立当初の4年前にも取り上げ、合併の経緯と目的について伺ったが、今回の八戸経営会計事務所の新加入によって、今後、どのような展開が期待されるのか。税理士法人恒輝のこれまでの成果と今後の展望について、東京事務所の榎本恵一氏、福岡事務所の福田英一氏、八戸事務所の西川弥生氏に伺った。

税理士法人恒輝設立から4年

―― まずは、西川先生、八戸経営会計事務所の55周年、おめでとうございます。本日は西川先生と、55周年記念祝賀会に出席されるご予定の榎本会計事務所の榎本先生、福田税務/労務合同事務所の福田先生のお三方にお話を伺います。
今回、八戸経営会計事務所が新メンバーとして加わった税理士法人恒輝は、榎本事務所、福田事務所と合わせて3事務所体制で新たにスタートを切りました。そこで、その来し方行く末について伺っていきます。初めに、4年前の設立から振り返って、これまでの成果をお聞かせください。

榎本 合併による一番のメリットは仲間が増えたことだと思っています。それは、個人的には所長という同じ立場の心強いパートナーができたことであり、また、職員にとっては、お互いにパートナー事務所を意識するようになって張り合いが出てきたことです。確定申告の時期は、お互いに進捗状況を報告し合うなどして切磋琢磨するようになりました。定期的な合同旅行をはじめ、交流を深めるなかで視野も広がりました。そういう身内ができたことが、大きな成果だと感じています。

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