株式会社MSーJapan 執行役員 キャリア事業部長 松林 俊
執行役員 メディア事業部マーケティングDivision長 清水悠太

株式会社MSーJapan(東京都千代田区)は、平成2年創業の人材紹介サービス企業である。現在、会計事務所業界と企業管理部門に特化した総合転職サービス「MS Career」(令和4年~)やビジネスメディア「Manegy」(平成27年~)などを展開している。会計事務所業界の活性化にも注力する同社は今年、ビジネスにおける会計の重要性と会計事務所業界の価値の再認識を目的に立ち上げたアワード「Best Professional Firm(BPF)」を、3年ぶりに開催するという。本稿では、同社の執行役員でキャリア事業部長の松林 俊氏(写真左)、同じく執行役員でメディア事業部マーケティングDivision長の清水悠太氏(同右)に、会計事務所業界における直近の人材採用の傾向や新たなサービス、「BPF 2023」のプログラムなどについてお話を伺った。(撮影 市川法子)

さまざまな働き方に対応した求人が増加

―― 株式会社MS-Japanは、会計事務所をはじめとする士業や、事業会社の管理部門に特化した人材紹介サービスを手掛ける企業です。近年は、メディア事業やダイレクトリクルーティングサービスの展開など、サービスラインアップの拡充を続けています。
昨今の人材不足は、会計事務所業界においても喫緊の課題であり、弊誌は継続的に、同社の取り組みを取材しています。前回(2022年12月号)は、ウィズコロナ時代の多様な雇用形態に対応し、求職者に選ばれる会計事務所になるための組織づくりと人事戦略についてお聞きしました。
本日は、同社の執行役員でキャリア事業部長の松林 俊氏と、同じく執行役員でメディア事業部マーケティングDivision長の清水悠太氏にお話を伺います。
まずは、会計事務所業界における直近の人材採用動向からお聞かせください。

松林 国内のあらゆる業界と同じく、会計事務所業界も人材不足が続いています。これは今や、全国共通の課題となっているため、採用市場としては活況といえます。私たちにも、大変多くの求人のご要望を頂いており、ご紹介する人材が十分に足りていないような状況です。

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