税理士法人RINGS 社員税理士/株式会社RINGS PRO 代表取締役 髙橋晃彦氏
企業会計には『財務会計』と『管理会計』の二つの会計分野があります。管理会計は、経営改善を目的とし、経営者が経営目標を達成するための判断材料をサポートするための会計であり、株式会社MAP経営では「意思決定会計」と呼んでいます。「意思決定会計」をベースに「経営計画」と「達成管理」をサポートするMAS監査業務。MAS監査業務をベースに活躍されている会計事務所のスペシャルインタビュー。今月は秋田県でご活躍されている株式会社RINGS PROの事例をお届けします。
MAS監査への取り組み
── 髙橋先生のご経歴とRINGSグループについてお聞かせください。
髙橋 私は昭和52年に秋田県横手市で生まれました。大学時代の4年間を福島で過ごし、大学卒業後に秋田市の税理士法人RINGSの前身となる武田亨税理士事務所に入職しました。その後税理士試験に合格し、平成31年に税理士法人RINGSの社員税理士として登録しました。令和3年4月に株式会社RINGS PROの代表取締役社長に就任しました。
税理士法人RINGSと株式会社RINGS PROで構成されるRINGSグループには全体で職員20名が従事しています。そのうち8名が株式会社RINGS PROで、税務会計業務と兼任でMAS監査業務も行っています。MAS監査の契約件数は現在53件で、MAS監査の年間売上が7000万円となり、1件あたりの平均単価は年間120万円で月額換算では10万円となります。
── MAS監査業務の取り組みについてお聞かせください。
髙橋 平成19年に株式会社MAP経営さんのMAP経営シミュレーションシステム(以下、MAPシステム)を導入したのがMAS監査事業の始まりです。
こちらは
実務経営研究会会員
用記事です
すべての記事が読める「実務経営研究会会員(有料)」へご登録いただくと続きをご覧いただけます。