「申告書作成」「電子申告」など、会計事務所の業務を即座に効率化する約40の定型業務シナリオを用意 会計事務所の人手不足問題を解決するプログラミング不要のRPAツール「ロボパットDX」の全貌
株式会社FCEプロセス&テクノロジー 代表取締役社長 永田 純一郎
営業推進部 TS室 室長 石原 太資
シュメール税理士法人 代表社員 税理士 原口 哲也
株式会社FCEプロセス&テクノロジー(東京都新宿区)のRPAツール「Robo-Pat DX」は、〝プログラムの知識がなくてもロボットを作成できる〟をコンセプトに開発され、既に1100社以上の導入実績を誇る。同製品は、ユーザーのレビューなどをもとに選出される「ITreview Best Software in Japan 2023」で1位を獲得するなど、利用者の評価が高いのが特徴だ。さらに、シュメール税理士法人(茨城県水戸市、つくば市)監修のもと、「申告書作成」「電子申告」など約40の定型作業シナリオが用意されており、会計事務所業務との親和性も高い。今回の取材では、株式会社FCEプロセス&テクノロジー代表取締役社長の永田純一郎氏、営業推進部TS室室長の石原太資氏、そしてシュメール税理士法人代表社員の原口哲也氏に、人手不足問題解決にどうRPAは効果を発揮するのか具体的にお話を伺った。(写真 市川法子)
人とDXをつなぐコンサルティングを展開
―― 慢性的な人手不足の問題を抱える会計業界では、この悩みを解消すべく、事務所内の業務効率化が求められています。近年、その解決策のひとつとして注目されているのが、税務申告などのコンピュータを使用するさまざまな業務を効率化できる、RPA(Robotic Process Automation)の導入です。
本日は、1100社以上への導入実績を誇るRPAツール「Robo-Pat(ロボパット) DX(ディーエックス)」(以下、「RPAロボパットDX」)の開発元である株式会社FCEプロセス&テクノロジー代表取締役社長の永田純一郎氏、営業推進部TS室室長の石原太資氏に、開発の経緯や製品の特徴・強み、その活用法などを伺います。
そしてもうおひと方、「RPAロボパットDX」を導入してさまざまな会計事務所業務の自動化を実現している、シュメール税理士法人代表社員の原口哲也先生にもご同席いただき、税務会計の現場におけるロボット開発・運用の具体例や、それを通して実感されたメリットなどについてお聞きしたいと思います。
まずは永田社長に伺います。貴社は、各種コンサルティングや出版事業を展開しているFCEグループの一員ですが、グループの理念や、同グループにおける貴社の位置付けをお聞かせください。