九州屈指の大型会計事務所が事業承継を決定 地域社会発展の理念を守りつつ時代の変化に対応するＳＫＣ会計グループ

SKC会計グループ 代表／税理士法人SKC 代表社員　税理士　堺　俊治
税理士法人SKC 副代表　税理士　加納誠士
株式会社さかい経営センター 代表取締役　行政書士　田原公生

ＳＫＣ会計グループ（福岡県北九州市）は、昭和44年創業の税理士法人ＳＫＣを中核に、経営コンサルティング会社の株式会社さかい経営センター、記帳代行会社の株式会社北九州経理代行センターなどで構成される、北九州屈指の大型会計事務所グループである。税務会計と経営支援を主軸に、他の士業事務所や金融機関、保険会社、ハウスメーカーなどとも連携しながら、地域の中小企業を半世紀以上にわたって支え続けている。このたび、現グループ代表の堺 俊治氏（写真中央）から、副代表の加納誠士氏（同右）への事業承継が決定したという。そこで本稿では、堺氏と加納氏、そしてさかい経営センター代表取締役の田原公生氏（同左）に、今回の事業承継の経緯や今後の展望などについてお話を伺った。（撮影 市川法子）

北九州有数の老舗会計事務所グループ

――　税理士法人ＳＫＣは、昭和44年創業の老舗会計事務所です。創業者である堺 幸雄先生の個人事務所を、ご子息の堺 俊治先生が承継し、平成16年に法人化しました。
二代目の堺先生は、税理士法人を中心とするＳＫＣ会計グループの代表も務めています。そしてこのたび、堺先生から副代表の加納誠士先生への事業承継が決定したとお聞きしています。
そこで本日は、堺先生と加納先生、グループ企業の株式会社さかい経営センターの代表取締役である田原公生氏のお三方に、これまでの歩みや今回の承継の経緯、今後の展望などについて伺います。
まずは堺先生から、現在のグループ体制や規模を教えていただけますか。