HACグループ/税理士法人中央総合会計事務所 相談役 税理士 中込 重秋
代表社員 所長 税理士 中込有美子
代表社員 副所長 税理士 田丸 裕子

税理士法人中央総合会計事務所(長崎県長崎市)は、創業60周年を迎えた老舗会計事務所である。他の事務所に先駆けて業務のシステム化や標準化を推進し、先進的な業務システムやオフィス環境を整備することで、今や7つの法人や組織からなるHACグループに成長している。その陣頭指揮を執ったのが、平成11年に事務所を承継した中込重秋氏である。今年2月、中込氏は代表社員を退き相談役に就任。後任は30代と40代の若手税理士2名で、ツートップ体制で激動の時代を乗り切れる新たな組織づくりを託すという。今回の取材では、中込重秋氏(写真中央)と、新たに代表社員に就任した中込有美子氏(同右)、田丸裕子氏(同左)に、創業から現在までの軌跡や、事業承継の経緯と狙い、新スタートに向けた意気込みなどを伺った。(撮影 市川法子)

ほかに先駆けてIT化と業務標準化を推進して成長

―― 税理士法人中央総合会計事務所は、今年(令和5年)2月に創業60周年を迎えた老舗事務所です。情報サービス部門を担う株式会社HACや、福祉総合評価機構長崎事務所、一般社団法人HAC財産管理など7つの組織で構成される、HAC(Human Accounting Consultants)グループの中核でもあります。
同月、創業者の平石 久先生から平成11年に事務所を承継し、先進的な取り組みによりグループを成長・拡大させてきた中込重秋先生が代表社員を退かれ、相談役に就任されました。そして、新たにご息女の中込有美子先生と、社員税理士の田丸裕子先生のお二人が代表社員に就任されました。有美子先生が所長、田丸先生が副所長というツートップ体制です。
そこで本日は、今回の事業承継の経緯と狙い、新たなスタートを切ったHACグループの今後の方針や戦略について、お三方に伺います。
貴社への取材は、弊誌2018年4月号に続いて2度目となりますが、あらためて、これまでの60年間の歩みを振り返っていただけますか。

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