Bricks&UKグループ 代表 税理士 梶浦 潮先生
Bricks&UKグループ(愛知県名古屋市)は、税理士法人Bricks&UKを母体としたコンサルティングファームである。中小企業やベンチャー企業を主な顧客とし、税理士法人をはじめとする士業事務所のほか、コンサルティングやM&Aを支援する事業会社、一般社団法人などで構成されている。創業17年で1000人規模に急成長したグループのなかでも、近年特に比重を増しているのが、人事労務を担う社会保険労務士事務所Bricks&UKである。本稿では、Bricks&UKグループの代表である 梶浦 潮氏(写真中央)、社会保険労務士事務所Bricks&UKで労務コンサルタントとして事業を牽引する坂下善紀氏(同右)と竹下絵梨氏(同左)に、テクノロジーの活用による業務改善の取り組みを中心にお話を伺った。(撮影 市川法子)
創業17年で1000人超の会計グループに成長
―― Bricks&UKグループは、税理士法人Bricks&UKを母体とするコンサルティングファームです。弊誌ではこれまで、2019年3月号と2020年9月号で同グループの取り組みをご紹介しました。初回の取材時には150名強だった従業員数が、2回目の取材時点では総勢750名と、破竹の勢いで成長を続けています。
その急成長の大きな要因として、テクノロジーの活用が挙げられます。母体である税理士法人の業務に自動仕訳システムを導入したり、独自開発の生産管理システムを利用したりすることで、業務改善を進めて高い生産性を実現したのです。
今回の取材では、税理士法人Bricks&UKの創業者でグループ代表の梶浦 潮先生、グループの社会保険労務士事務所Bricks&UKで労務コンサルタントを務める坂下善紀氏と竹下絵梨氏のお三方に、直近の取り組みを中心に伺います。
まずは梶浦先生に、前回の取材以降から現在までの近況を伺います。現時点でのグループ全体の規模はどのくらいでしょうか。