アイユーコンサルティンググループは、税理士法人アイユーコンサルティングを母体とする総合コンサルティングファームである。現在、104名の従業員とともに、東京、大阪、福岡において8拠点を設け、相続・事業承継や組織再編、財務MAS監査やスタートアップ支援などのコンサルティング業を展開している。同グループは、2022年10月に株式会社アイユーアソシエイツを設立した。同社は中小企業向けに、BPO、業務改善・DX支援、従業員のリスキリングなどのサービスを提供している。その場しのぎの改善案ではなく、その会社の理想的な将来像を見据えた改善案を提案するのが大きな特徴だ。今回の取材では、アイユーアソシエイツ代表取締役で税理士の竹田清香氏(写真)に、同社の設立目的、事業内容、そして今後のビジョンについてお話を伺った。

中小企業の「未来」の経営の姿を想像する

―― 本日は、アイユーコンサルティンググループの株式会社アイユーアソシエイツ代表取締役、竹田清香先生からお話を伺います。
まずは、竹田先生のこれまでの歩みをお聞かせください。

竹田 大学を卒業してから約8年間、大手都市銀行系列の証券会社のプライベートバンキング部で、お客様のコンサルティング業務に従事しました。そこで、中堅・中小企業のオーナーの事業承継や自社株対策に関わったとき、税理士の先生方のお仕事を間近で見る機会がありました。
このときの経験から「私ももっと専門性の高いコンサルティングをしたい」と思うようになり、31歳から税理士試験の勉強を始めました。その後は、税理士法人や上場前の事業会社に就職し、税務やIPO(新規株式公開)支援を経験しています。
アイユーコンサルティンググループに入社したのは、2018年です。グループの副代表である出川に声を掛けてもらい、グループの描くビジョンに共感して、入社を決めました。

―― アイユーコンサルティンググループのビジョンについてお聞かせください。

竹田 「日本のミライに豊かさを」をグループビジョンに掲げています。コンサルティング事業では、中小企業のお客様が抱える「今」の経営課題を解決するだけでなく、「未来」の経営の姿まで創り出すことを目指しています。

竹田清香(たけだ・さやか)
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竹田清香(たけだ・さやか)
株式会社アイユーアソシエイツ代表取締役。税理士。大手都市銀行系列の証券会社にてプライベートバンキング事業に従事。中堅・中小企業オーナー、資産家を対象としたコンサルタント業務を行う。税理士法人勤務を経て、事業会社ではIPO支援事業に従事。2018年に税理士法人アイユーコンサルティングに入社。2021年、社内に経理アウトソーシング・業務改善コンサルティングサービスを行うソリューション事業部を発足。2022年10月、同事業部を分社化し、株式会社アイユーアソシエイツを設立し、代表取締役に就任。

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