株式会社アイドマ・ホールディングス クラウド・メンバーズ事業部の奥澤裕人事業部長（右）と近藤雅一シニアコンサルタント（左）
株式会社アイドマ・ホールディングス（東京都豊島区）は、営業支援、業務支援、経営支援という角度から、ＢｔｏＢ企業の事業拡大をサポートしている企業である。同社は「会計事務所の人材不足問題の解消」という観点から、近年、会計業界の注目を集めている存在だ。会計業界では慢性的な人材不足が問題となっており、事務所の成長の足かせとなっている場合も少なくない。募集してもなかなか応募がない一方で、正確性を求められる仕事であることから誰でもよいというわけにはいかない。さらに、繁忙期と閑散期があるため、最適な人員数の見極めも難しい。こうした問題に対して、アイドマ・ホールディングスは「在宅ワーカー」の活用を提案している。子育て中の女性や、介護のために会社勤めを断念した男性など、家庭の事情でフルタイムで働けない人は多い。こうした人のなかには、優秀な能力をもち、仕事に対する意識が高い人も少なくない。会計事務所はそのような人材への接点が少なく、事務所で活躍してもらうためのノウハウにも乏しかった。こうしたなか、アイドマ・ホールディングスは会計事務所がこうした人材を在宅ワーカーとして活用するための支援サービスを展開している。今回の取材では、アイドマ・ホールディングス クラウド・メンバーズ事業部事業部長の奥澤裕人氏と、シニアコンサルタントの近藤雅一氏に、同社が提供しているサービスの概要、それを活用して人材問題を解決した会計事務所の事例について伺った。（写真 市川法子）
１社で３０００名の在宅ワーカーを活用する仕組みを構築
―― 株式会社アイドマ・ホールディングスでは、ママワークスなど在宅ワーカー向けの求人媒体を自社で運営し、かつ、企業向けに在宅ワーカーの活用支援をしています。
本日は、ママワークスの創設者であり、現在、在宅ワーカーの活用支援にも取り組んでいるクラウド・メンバーズ事業部長の奥澤裕人氏とシニアコンサルタント近藤雅一氏にお話を伺います。
まずは、アイドマ・ホールディングスの沿革や経営理念についてお聞かせください。
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