BIZARQ会計事務所の吉岡伸晃先生(写真)は、会計士から開業税理士に転身し、わずか1年半で、30人のスタッフを抱える事務所を経営しています。
―― 吉岡先生のご経歴を伺います。
吉岡 公認会計士として6年間勤めた監査法人を退職し、約1年半前、29歳のときに開業税理士に転身しました。BIZARQ会計事務所を開業するとともに、私と同姓の吉岡和樹とともにBIZARQ合同会社を創設して、現在は2人でマネジメントをしています。「BIZARQ」の名称は、「ビジネスをつなぐ」に由来します。
―― 業務内容についてお聞かせください。
吉岡 サービスラインとしては、税理士事務所としての業務のボリュームが大きく、それに付随して、創業支援や保険の販売などを展開しています。
また、昨年は、日本M&Aセンターさんとの業務提携や社労士のメンバー参入などがあり、M&Aや社労士業についてもサービスを拡充しているところです。
スケールメリットを生かしお客様を豊かに
―― 現在の顧問先数や、売上規模をお聞かせください。
吉岡 法人が240件、個人が300件で、売上高はグループ全体で約1億2000万円になります 。従業員は正社員が10人、アルバイトが20人です。
―― とても速いペースで事務所を拡大されていますね。
吉岡 ありがとうございます。会計事務所の先生方にお話を伺ったり、ホームページを拝見してサービス内容を調べたりするなかで、特に大きな事務所の先生方は、税務顧問業以外の分野でもご活躍されていることを知りました。
サービスの範囲を広げたり、逆に専門分野に特化したり、なかには保険や不動産売買の仲介などを手掛けている事務所もありました。そうした事務所のご活躍を参考にしながら自分の得意分野を生かし、事務所を大きくするために取り組んでいるところです。
―― 事務所を拡大することに対する、先生の想いをお聞かせください。
吉岡 根底にあるのは、会計人としてお客様を豊かにしたいという想いです。しかし、事務所が経済的に成長しなければ、お客様に安定したサービスを提供できませんし、お客様の成長のために挑戦できることも限られます。本当にお客様に貢献したいのなら、事務所を大きくすることが先だと考えています。