株式会社のぞみ経営パートナーズ 代表取締役 藤井 敦先生

のぞみグループ(大阪市北区)は、海外を含む税務会計を担うのぞみ国際合同税理士事務所と、未来会計・MAS監査業務などを行う株式会社のぞみ経営パートナーズから構成される。創業者でグループ代表の藤井 敦氏(写真)は、困っている中小企業を助けたいという想いから、未来会計・MAS監査への取り組みを始めたという。しかし、MAS監査の事業化の道のりは決して平坦なものではなく、軌道に乗るまで6年の月日がかかったと話す。今回の取材では、藤井氏と、のぞみ経営パートナーズ未来会計部門の部長である野間 巧氏に、未来会計への想い、MAS監査導入までの道のり、支援事例などについてお話を伺った。〔写真 市川法子。本稿は株式会社日本BIGネットワークの機関誌「季刊Ja-BIGジャーナル 未来会計」2023年冬号に掲載されたものです〕

海外税務を含む4事業を展開

―― 本日は、株式会社のぞみ経営パートナーズの創業者で代表取締役の 藤井 敦先生と、同社の未来会計部門の部長である 野間 巧氏にお話を伺います。
まずは藤井先生のご経歴と、のぞみ経営パートナーズの沿革から紹介していただけますか。

藤井 私は大学を卒業後、所属していたゼミの教授が経営する会計事務所に入所しました。そこで実務経験を積みながら資格を取得し、平成19年に退職して税理士事務所を開業しました。これは私が39歳になる年でした。
自宅の六畳一間からスタートした事務所ですが、ありがたいことに経験豊富な税理士や志の高いスタッフに恵まれ、少しずつ規模が拡大していきました。そして令和3年、未来会計業務を行う株式会社のぞみ経営パートナーズを設立し、会計事務所と合わせて「のぞみグループ」として新たなスタートを切りました。

―― 未来会計部門を含む、現在の組織体制をお聞かせください。

藤井 国内の税務会計部門に加えて、国際部門、資産税部門、そして未来会計部門の4つの事業を、総勢27名で運営しています。未来会計部門については、紆余曲折を経て、今は同席している野間の専従体制となっています。

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