REBFLEET税理士事務所の笹 圭吾先生(写真)は、国税局を退職後、SNSによる集客やメタバース士業交流会の主宰など、士業の新しい時代におけるサービスを研究しています。

国税出身税理士がSNSで活躍

―― 笹先生のご経歴を伺います。

 大学卒業後、新卒で国税局に入りました。もともと、卒業後は税理士の資格取得を目指して勉強したいと考えていたところ、「国税出身の税理士はお客様がつきやすい」という話を聞き、親の勧めもあって、国税局の採用試験を受けたのです。当初は、税法3科目が免除となる10年を区切りに退職しようと考えていましたが、結果として17年勤務しました。一時は「このまま公務員でもいいかな」と考えた時期もあったのですが、挑戦する姿を家族に見てほしかったので、再び夢に挑戦することを決意できました。

―― 独立後はSNSでの活動に力を入れていらっしゃいます。特にTikTokが有名ですね。

 マーケティングをするなら時代はSNSだと思っていたので、退職してすぐに始めました。FacebookやTwitterなどの選択肢もありましたが、私が始めたのは、あえて自分にとって一番ハードルの高かった動画配信です。公務員を辞めてまで挑戦するわけですから、なりふり構わずやってみようという気持ちでした。しかし、SNSの集客には成功したのに、豊かになれた実感はあまりなく、この体験が、士業の未来を考えるきっかけになりました。

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