ブルーウイング税理士法人は、愛知県岡崎市に拠点を構える会計事務所である。代表の曽我達郎氏(写真)は税務・会計だけでなく、中小企業が勝ち残るための経営支援サービスに力を入れている。その柱となるのが、ランチェスター戦略を指南する「ランチェスター戦略社長塾」と、MAS監査サービスによる長期的伴走支援である。この二つの組み合わせは経営者に勝ち残るための戦略的視点と数字に基づく状況判断力をもたらし、中小企業が長期的に成長するうえで絶大な効果を発揮している。本稿では曽我氏と、経営支援部の大西 徹氏に、中小企業におけるランチェスター戦略の意義とMAS監査サービスの成果について伺った。〔写真 工藤裕之。本稿は株式会社日本BIGネットワークの機関誌「Ja−BIGジャーナル」2022年秋号に掲載されたものです〕

中小企業の勝ち残りを支援する会計事務所

―― 本日はブルーウイング税理士法人の曽我達郎代表と、経営支援部の大西 徹さんにお話を伺います。
はじめに、曽我先生の歩みについてお伺いします。

曽我 私は大学卒業後、定職には就かず、冬は地元岐阜県の山間部でスキースクールのインストラクター、春から秋にかけては浜名湖のマリーナでマリンスポーツのインストラクターをやったりと、好きなことをしてフリーター生活を送っていました。しかし、20代後半になって将来について思うところがあり、国家資格を取ろうと一念発起して税理士の道を志しました。
平成9年、28歳のときに愛知県岡崎市の会計事務所に就職し、平成17年に曽我経営会計事務所を開業しました。法人化したのは、令和4年8月になります。

―― 現在、スタッフ数はどのくらいでしょうか。

曽我 税理士法人のほかにも、記帳代行や経理人材の派遣を担う株式会社ファイナンシャル・マネジメントを経営しています。スタッフ数はグループ全体で43人です。

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