株式会社ミロク情報サービス 代表取締役社長 是枝周樹

株式会社ミロク情報サービス(東京都新宿区)は、1977年の創業時から一貫して日本経済への貢献を目標に掲げ、会計事務所と中小企業の経営革新を支援し続けてきた財務・会計システムの老舗ベンダーである。一昨年からの「中期経営計画Vision2025」ではDXを主軸に据えた統合型プラットフォーム構築を推進しており、コロナ禍による社会・経済構造の激変、宥恕措置期限が迫る改正電子帳簿保存法や開始を控えたインボイス制度に対応した製品やサービスを続々とリリース。2022年度上期は前年比で二桁成長を達成し、通期業績の見込みも上方修正するなど、好調を持続している。今回の取材では、同社の製品開発の根底にある想いや直近1年の活動、強化されたサービスの内容などについて、同社代表取締役社長の是枝周樹氏(写真)にお話を伺った。(撮影 市川法子)

時代の激変に即応したソリューションを創出

―― 財務・会計システムの老舗ベンダーである株式会社ミロク情報サービス(以下、MJS)は、今年で創業47年目を迎えます。同社を中核とするMJSグループでは、2021年からスタートした「中期経営計画Vision2025」の基本戦略に則り、クラウド・サブスクリプション型ビジネスモデルへの転換と、統合型DXプラットフォームの構築を推進しています。
本日は、同社の代表取締役社長である是枝周樹氏に、この1年間の業況を振り返っていただくとともに、今年(令和5年)の展望や事業戦略をお聞きしたいと思います。
まずは、コロナ禍の真っただなかにスタートした「中期経営計画Vision2025」の基本方針やその狙いについて、あらためて紹介していただけますか。

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