税理士法人トレイス(大阪北事務所)代表社員/かなえ経営株式会社 代表取締役
税理士 佐野元洋氏

企業会計には「財務会計」と「管理会計」の2つの会計分野があります。管理会計は、経営改善を目的とし、経営者が経営目標を達成するための判断材料をサポートするための会計であり、株式会社MAP経営では「意思決定会計」と呼んでいます。「意思決定会計」をベースに「経営計画」と「達成管理」をサポートするMAS監査業務。MAS監査業務をベースに活躍されている会計事務所のスペシャルインタビュー。今月は大阪府大阪市でご活躍されている税理士法人トレイス(大阪北事務所)の事例をお届けします。

── 佐野先生のご経歴をお聞かせください。

佐野 私は大学院を卒業してから大阪市内の会計事務所で8年半お世話になりました。その後、2003年8月に独立開業しました。2023年で20周年になります。
現在特に力を入れているのはMAS監査をはじめとする経営サポート業務です。本来は事務所全体で取り組んでいきたいのですが、現在は人材を育てている段階です。そのため会議支援まで行う本格的なMAS監査ではなく、手前の経営計画の立案と毎月の予算実績管理をきちんと回す支援に力を入れています。
また「2025年問題」としても挙げられている事業承継問題(経営者が70歳以上の企業が約245万社まで増加し、そのうちの約127万社が後継者不在による廃業・倒産の危機に直面する)にスポットを当てて、出口戦略のひとつとしてM&Aを活用した第三者承継のサポートにも力を入れています。特に大手が力を入れていない売買金額ですと、1億円までくらいの規模をターゲットにしています。

佐野元洋(さの・もとひろ)
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佐野元洋(さの・もとひろ)
税理士法人トレイス(大阪北事務所) 代表社員 税理士/かなえ経営株式会社 代表取締役

税理士・ファイナンシャルプランナー(CFP)
近畿税理士会北支部 登録番号87452 奈良県中小企業家同友会所属 会内役職:副代表理事
1970年奈良県生まれ。1998年税理士登録。経営者の思いに共感できる税のプロとして、大阪、京都、奈良を中心に、これまで数多くの中小企業経営者の夢の実現を会計面からサポート。経営計画作成、財務体質改善、会社再建、整理などを得意分野として経営理念・経営計画をベースにした中小企業の目標達成のため、財務改善、資金繰り改善に力を入れている。

税理士法人トレイス(大阪北事務所)
〒530-0044 大阪市北区東天満1-10-12
エル・エスト不動産天満ビル802

グループ会社:かなえ経営株式会社

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