添田達也税理士事務所の添田達也先生(写真)は、コロナ禍前からリモートで税理士業務を提供する「完全オンライン税理士」です。現在、経理業務のクラウド化、電子帳簿保存法(以下、電帳法)対応などのコンサルティング業で活躍されています。

―― 添田先生のご経歴を伺います。

添田 大学卒業後、事業会社に就職して経理業務を8年経験し、その後コンサルティング会社に転職しました。後にグループ内の税理士法人に転籍したのですが、そこに14年勤務して、2019年12月に完全オンライン税理士として独立しました。

―― もともと税理士を目指していたのでしょうか。

添田 学生時代から税理士の仕事に興味があり、ずっと挑戦したいと思っていました。事業会社を退職してから2年間は試験勉強に専念し、コンサルティング会社に採用されてからも働きながら勉強を続けて資格を取得しました。

―― 「完全オンライン税理士」という戦略を立てた理由は何ですか。

添田 前職で地方企業のお客様を担当していた時期があります。地方のお客様、なかでも創業から長く続く企業では、先代経営者の時代からお世話になっている税理士を変更したくても同じエリア内の先生には変更しにくく、あえて遠くの税理士に依頼したいニーズがあることを知りました。
そこでクラウドを利用し、税理士とお客様がタイムリーに情報を共有できるオンラインサービスを展開して距離的・時間的な問題を解決できれば、こうしたお客様にアプローチできるのではないかと考えました。

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