RSM汐留パートナーズ CEO/RSM汐留パートナーズ株式会社 代表取締役社長CEO
公認会計士(日本/米国)・税理士・行政書士 前川研吾

RSM汐留パートナーズ(東京都港区)は、RSM汐留パートナーズ株式会社とRSM汐留パートナーズ税理士法人を中心に、社会保険労務士法人、行政書士法人、司法書士法人などを含む複数の法人で構成されるワンストップ型プロフェッショナルファームである。同社が特に強みとしてきたのは、IPOコンサルティングや国際業務である。同グループは令和4年11月に、世界第6位、米国第5位の国際的会計ネットワーク、RSMインターナショナル(以下、RSM)に加盟した。それまでは異なる会計ネットワークに加盟していたが、なぜ今回、RSMのメンバーファームになったのだろうか。本稿では、RSM汐留パートナーズ株式会社代表取締役社長CEOで、RSM汐留パートナーズCEOの前川研吾氏(写真)に、RSMに加盟するまでの経緯や、グローバルファームのメンバーとして目指す組織やサービスの展望、戦略を伺った。(撮影 市川法子)

世界第6位のグローバルファームに加盟

―― 本日はRSM汐留パートナーズ税理士法人を中心とするRSM汐留パートナーズ代表の前川研吾氏にお話を伺います。
弊誌では、2022年8月号でも汐留パートナーズグループの取材をしています。当時、汐留パートナーズグループは別の会計ネットワークファームのメンバーでしたが、現在はその社名が示すとおり、RSMに所属されています。RSMは世界第6位、米国では第5位の会計ファームですが、RSMとの連携はどのように進んだのでしょうか。

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