税理士法人中山会計 代表社員・社長 税理士 小嶋純一氏
税理士法人中山会計(石川県金沢市)は、「相談しやすさNo.1」を掲げる地域密着型の会計事務所である。今年(令和4年)、創業55周年を迎える同社では、創業者の中山 博氏、二代目の中山雅人氏と続いた親族承継から、初めての従業員承継となる小嶋純一氏への代替わりが行われた。三代目経営者に就任した小嶋氏は、パートタイマーとして入社してから20年間にわたり、事務所の成長を支えてきたスタッフの一人である。M&A支援など事業承継のスペシャリストでもある小嶋氏に、これまでの歩みや今回の従業員承継の経緯、新社長としての抱負など、現在の率直な思いを伺った。(撮影 市川法子)
創業55周年の地域密着型会計事務所
―― 本日は、税理士法人中山会計の代表社員で社長の小嶋純一先生にお話を伺います。
小嶋先生は今年(令和4年)9月に、歴史ある事務所の三代目経営者として、社長に就任されました。今回の取材では、このたびの承継の経緯や事務所の特徴と強み、新社長としての抱負、将来ビジョンなどについてお聞きしたいと思います。
まずは、事務所の概要から紹介していただけますか。
小嶋 中山会計は、創業者の中山 博が昭和42年12月に石川県金沢市で開業し、創業55周年を迎えました。税理士法人化したのは、北陸地域で最も早い平成14年4月です。二代目の中山雅人はそれまで副所長でしたが、このとき代表社員に就任しています。
現在、スタッフは総勢約50人で、そのうち6人が税理士です。お客様企業を元気にすることが、私たちの喜びであり使命であることを、経営理念に掲げています。
―― 現在の顧問先数はどのくらいですか。
小嶋 個人事業主を含めて1,100社ほどです。ほとんどが石川県内のお客様になります。
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