上吉会計事務所の吉田 空先生(写真)は、30歳で地元の税理士事務所を承継して独立後、伴走型の経営支援で顧問先を拡大しています。
―― 吉田先生のご経歴を伺います。
吉田 山形県の商業高校を卒業して試験勉強に専念した後、仙台市の会計事務所に7年勤め、令和3年9月に30歳で独立しました。前職では中小企業の税務会計のほか、学校法人、社会福祉法人の会計や、事務所に監査法人が併設されていたことから学校法人の監査業務などに従事しました。
―― 若くして開業を決意されたきっかけをお聞かせください。
吉田 私が開業した令和3年9月は新型コロナウイルスが猛威を振るっていた時期で、経営者の皆様は補助金や融資などに多くのアンテナを張っていました。相談先に悩む経営者が多く、資金繰りに強く相談しやすい税理士の需要は高いと考えました。また、地元の友人の父が経営する会計事務所の事業承継も相談されていましたので、顧問先や関係者が安心して引き継ぎできるよう、早めの独立を決意しました。
同じ頃、福島県の別の事務所の事業承継の話も会計ソフトのJDL(株式会社日本デジタル研究所)さんを通じてご紹介いただきました。
―― 現在、スタッフは何人ですか。
吉田 役員が3人、社員が7人、パートタイマーが2人の計12人です。承継した福島の事務所は拠点を設けていないため、完全リモートワークで業務が成り立つように管理体制を構築しています。
―― 事務所で特に力を入れていることをお聞かせください。
吉田 MAS監査、資金繰りの支援、補助金申請の支援の順に力を入れています。いずれも前職で全く経験していなかった業務です。開業してから勉強を始めて、今も学びながらお客様を支援しています。先ほどご説明した事務所の承継もあり、この1年は本当に大変でした。
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