セブンセンスR&D株式会社 代表取締役 山口高志
セブンセンスマーケティング株式会社 代表取締役 宮田昌輝
セブンセンスグループ(本社・東京都港区)は、会計事務所向けのITコンサルティングに注力し、業界のDX化の最前線で活躍する税理士法人グループである。全国11カ所に拠点を置き、従業員約220名を擁して、関与先2200社超を支える。同グループは昨年11月、会計事務所向けのPCログ管理システム「みえるクラウド ログ」をリリースした。PCログの保存によって税理士法におけるテレワークに対応しつつ、さらにその分析結果を事務所の生産性向上に役立てることができるという。リニューアルした同グループの東京赤坂オフィスにおいて、セブンセンスR&D株式会社代表取締役の山口高志氏(写真右)と、セブンセンスマーケティング株式会社代表取締役 みえるクラウド事業責任者の宮田昌輝氏(同左)から、「みえるクラウド ログ」の会計事務所における活用方法についてお話を伺った。(写真撮影 市川法子)
「みえるクラウド ログ」を担当するまで
―― 令和5年4月1日から適用される税理士法基本通達の改正によって、税理士事務所外での税理士補助業務の運用が緩和されます。これにより、自宅などでの業務であっても、外部表示の事実がなければ「2カ所事務所の禁止」に違反しないことになります。一方、事務所外で業務を行うスタッフが非税理士行為に関与しないよう、税理士がスタッフを監督する義務は事務所内と同等に存在します。この監督義務を果たす方法のひとつとして、スタッフの業務履歴をICT(情報通信技術)の活用によって確認することが明示されました。日本税理士会連合会(日税連)から既に発出されているテレワーク指針に準じた内容となっています。
本日は、会計事務所向けのPCログ管理システムを開発したセブンセンスR&D株式会社代表の山口高志氏と、セブンセンスマーケティング株式会社代表の宮田昌輝氏にお話を伺います。
まずは宮田代表から自己紹介をお願いします。