cotobox株式会社 代表取締役CEO/はつな弁理士法人 代表弁理士 五味和泰
パートナー弁理士 淡路里美
弁理士 西野吉徳

はつな弁理士法人(東京都千代田区)は、その前身である個人事務所の創業から7年目を迎える知財事務所である。同事務所は関連企業cotobox株式会社を通じてオンラインAI商標登録サービス「Cotobox(コトボックス)」を展開しており、令和3年には商標出願代理件数で国内1位をマークしている。「Cotobox」のターゲットは、中小企業やそれより小規模の事業者である。商標出願をオンラインで完結できるようにすることで、簡単かつ低コストの商標出願を実現し、中小企業にも利用しやすいサービスとなっている。cotobox社とはつな弁理士法人の代表を務める弁理士の五味和泰氏(写真中央)によれば、商標権は中小企業においても知的財産を守るために積極的に活用されるべきであり、中小企業の経営支援を行う会計事務所とは連携の可能性を感じているという。本稿では、「Cotobox」の概要や、中小企業における商標権活用の意義について、五味氏と、パートナー弁理士の淡路里美氏(写真左)、弁理士の西野吉徳氏(同右)にお話を伺った。(編集部注 本稿の内容は2022年9月時点のものです。写真 市川法子)

商標登録の代理出願件数が日本一に

―― 本日は、はつな弁理士法人の代表弁理士で、cotobox株式会社(以下、cotobox社)代表取締役CEOの五味和泰先生と、はつな弁理士法人弁理士の淡路里美先生と西野吉徳先生にお話を伺います。
まずは、五味先生のご経歴、はつな弁理士法人の沿革をお聞かせください。

五味 私は国際特許事務所などに勤務した後、米国のロースクール留学を経て、平成27年にはつな知財事務所を個人で開業しました。この個人事務所を今年6月に法人化したのが、現在のはつな弁理士法人です。

―― はつな弁理士法人の業務内容をお聞かせください。

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