税理士法人さくら優和パートナーズ 代表社員 税理士 岡野 訓氏
事業承継マネージャー ターンアラウンドマネージャー 中島浩明氏
MAS監査プランナー 税理士 池松孝倫氏

企業会計には「財務会計」と「管理会計」の2つの会計分野があります。管理会計は、経営改善を目的とし、経営者が経営目標を達成するための判断材料をサポートするための会計であり、株式会社MAP経営では「意思決定会計」と呼んでいます。「意思決定会計」をベースに「経営計画」と「達成管理」をサポートするMAS監査業務。MAS監査業務をベースに活躍されている会計事務所のスペシャルインタビュー。今月は熊本、福岡、鹿児島の3カ所に本拠を置いて活躍されている税理士法人さくら優和パートナーズ様の事例をお届けします。

── 事務所の変遷と力を入れている業務についてお聞かせください。

岡野 私は大学卒業後に地元の肥後銀行に入行しました。そこから方向転換して税理士を目指し、平成11年頃に地元の会計事務所で2年半ほど勤めた後、平成14年6月に独立開業しました。
開業当時、飛び込みで相談に来たお客様がいらっしゃいました。会社分割に失敗された方でした。前年の平成13年に組織再編税制が導入されてまだ日が浅かったため、制度を理解している税理士はほとんどいませんでした。ましてや熊本にはいなかったため、その方は東京の税理士事務所に依頼されたそうです。その際の契約書には「失敗したとしても(会計事務所側が)責任は負わない」という内容になっていました。そのお客様を弊所でリカバリーさせていただきました。

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