最先端のIT事務所として、会計業界で注目を集めているサン共同税理士法人(東京都港区)。設立2年目からエンジニアを複数採用し、RPA導入や自社システム開発するなど、開業当初からDX化に振り切った事務所運営を行ってきた。さらに見学会などを通してそのDX戦略ノウハウを公開。会計事務所運営のDX化を推進することで、会計業界全体の浮揚とマーケット自体の拡大を狙う。統括パートナーである朝倉 歩氏(写真右)は、昨年から辻・本郷ITコンサルティング株式会社の取締役にも就任するなど、業界全体のDX化に向けた動きを加速させている。そこで今回、弊誌では過去に数回登場いただいている朝倉氏と、昨年から同法人に参画した五反田オフィス所長の笠岡 亮介氏(同左)、横浜オフィス所長の近藤 昴氏(同中央)のお三方に、税理士業界が今後目指すべき、ITを活用した新しい会計事務所づくりとサン共同税理士法人の今後の方向性についてお話を伺った。(写真 澁谷哲之)

気心の知れた元同僚二人の参画でさらなる躍進へ

―― 本日は、サン共同税理士法人がこの5月に六本木にオープンしたBAR「D3」にお邪魔しています。同法人は完全にDX化に振り切った事務所として業界でも有名ですが、統括パートナーである朝倉先生の事務所経営のセンスもまた注目されるところです。
そこで今回は、その朝倉代表と、昨年、サン共同に参画したばかりという五反田オフィス所長の笠岡先生、同じく横浜オフィス所長の近藤先生を交え、サン共同税理士法人の事業戦略と税理士業界の今後についてお聞きします。まずは、事務所の概要、現状について、朝倉先生からご説明いただけますか。

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