Monolith Partners(茨城県守谷市)は、中小企業の健全経営支援に取り組む会計事務所である。代表の市ノ澤 翔氏(写真)は公認会計士として中小企業を支援する一方で、1万人以上の視聴者をもつYouTuberとして情報発信をしているほか、全国各地でセミナーも展開している。市ノ澤氏がこうした積極的な活動を続けている背景には、今を生きる人々や、未来の子どもたちが楽しく幸せな人生を送れる社会を創るという目標がある。そのような社会を創るためには、社会の根底を支えている全国の中小企業の成長が必要不可欠である。そして中小企業を無意味な節税行為から遠ざけ、健全に成長させるための鍵となるのが、経営計画策定支援とMAS監査サービスである。本稿では、Monolith Partnersの取り組みやMAS監査サービスの意義について、市ノ澤氏にお話を伺った。(写真 市川法子。本稿は株式会社日本BIGネットワークの機関誌「Ja−BIGジャーナル」春号(2022年4月25日発行)に掲載されたものです)

フリーターから10カ月の勉強で公認会計士試験に合格

―― 本日はMonolith Partnersの市ノ澤代表に、MAS監査サービスへの取り組みについて伺います。まずは、市ノ澤代表ご自身の歩みについてお聞かせください。

市ノ澤 私は高校卒業後、大学に行かずにフリーターをしていました。周りにはどうしようもないやつと呆れられていました。しかし、私自身はなぜか「やろうと思えば何でもできる」という根拠のない自信がありました。その力を証明しようと思い立ったのが、「とにかく難しい資格を取る」ことでした。
それからさまざまな資格を比較検討し、最終的に日本三大難関資格といわれる弁護士、公認会計士、国家公務員一種(総合職)のなかから会計士を選びました。

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