あさひ合同会計グループ代表の髙木正男氏(右)、あさひ合同税理士法人社員税理士の藤原耕司氏(左)

あさひ合同会計グループ(岡山県岡山市)は、昨年創業40周年を迎えた老舗会計事務所グループである。歯科をはじめとする医療・介護分野、地元金融機関との連携などに強く、会社設立支援やIT化支援など多種多様なサービスラインアップを誇る。代表の髙木正男氏(写真右)は、創業者の急逝により10年前グループを承継し、職員と力を合わせて既存の強みを生かしながらグループの成長を持続させ、さらなる成長に向けた新規事業の確立も進めている。髙木氏と、3代目としてグループを承継する藤原耕司氏(写真左)に、承継のスケジュールや今後の成長戦略などについて伺った。

創業40年の会計事務所グループ

―― あさひ合同会計グループは、岡山市に本拠を置き、昨年で創業40周年を迎えた会計事務所グループです。弊誌による取材は、2015年7月号に続いて2回目となります。
同グループは、あさひ合同税理士法人と株式会社あさひ合同会計、ネットリンクス株式会社の3社で構成され、税務・申告業務のほかに記帳受託やIT化支援、会社設立、経営支援などの幅広いサービスを地元企業に提供しています。
本日は、グループ代表の髙木正男先生と、いずれ3代目としてグループを承継する藤原耕司先生にお話を伺います。
前回の取材では、創業者の奥山晥先生の急逝に伴いグループを承継した髙木先生が、顧客と地域への貢献、職員の満足を前面に掲げた経営理念を新たにつくり、それに基づいて事務所運営に注力されてきたことや、グループの成長を持続させるためのさまざまな取り組みなどについてお話しいただきました。
同グループの特徴のひとつは、歯科の診療所やクリニックをはじめ、介護事業所、薬局、社会福祉法人など、医療・介護分野に強いことです。全顧問先の約3分の1を、この分野が占めています。
また、髙木先生は現在のトマト銀行に10年以上勤めた後、税理士を志して転職したという経歴をお持ちです。前職での経験を生かし、金融機関との折衝に大きな強みを持っています。
今回の取材では、これからグループの事業承継をどのように進めていくのかや、今後の成長戦略を中心にお聞きしたいと思います。

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