恵比寿ガーデンプレイスに都内の拠点を集約
税理士法人イデアコンサルティング 代表社員 税理士 伊東大介
イデアコンサルティング(東京都渋谷区)は、税務顧問、相続、記帳・経理代行、社会保険などの業務を都内で展開する税理士法人グループである。若手経営者の業界ごとのニーズに柔軟に対応しながら、飲食業、不動産業などの得意業種を柱に着実な成長を続けている。創業者で代表社員の伊東大介氏(写真)には、弊誌の2016年8月号でも、クラウド会計ソフト活用を中心としたテーマでご登場いただいた。当時は、支店展開を視野に入れたビジョンもお話しいただいたが、昨秋、都内の拠点を全て恵比寿ガーデンプレイスタワーのオフィスに統合し、新しい挑戦を始めている。16年前、実家の一室からスタートしたイデアコンサルティングの軌跡、新型コロナウイルスによる影響やオフィス移転の経緯、そして成長戦略について伊東氏にお話を伺った。(撮影 市川法子)
国税退職後に20代で開業
―― 本日は、税理士法人イデアコンサルティング代表社員の伊東大介氏に、事務所移転の経緯や経営戦略などのお話を伺います。
まずは、改めて事務所の概要を伺います。
伊東 税理士法人イデアコンサルティングは、平成17年に実家の一室で開業した伊東事務所を、平成20年4月に法人化したものです。今年で創業16年になります。現在、税理士法人のほかに、記帳・経理代行サービスを提供する「株式会社イデアコンサルティング」と、社労士の先生を迎えて開業した「社会保険労務士法人イデアコンサルティング」を展開しています。
―― 先生は、国税庁のご出身で若くして税理士として開業された、珍しいご経歴をお持ちですね。
伊東 はい。当時は20代で独立したいという思いがありました。国税を退職した後、都内の会計事務所に勤務しているときに税理士登録をしました。昔から既存の組織やコミュニティに自分を合わせるより、自分が発起人になってそれらをつくるほうが性に合うと感じていました。学生時代はアルバイトも長く続かないし、サークルも自分で新しいものをつくるようなタイプでした。
―― 貴事務所の現在の顧客数や規模をお聞かせください。
伊東 月額で契約しているお客様は、1000件から1100件です。ありがたいことに、コンスタントにお客様は増え続けています。スタッフは80名ほどになりました。今年も新卒者7名を採用しました。
―― 非常に速いペースで成長を遂げられていますね。
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伊東 大介(いとう・だいすけ)
税理士法人イデアコンサルティング代表社員。税理士。神奈川県出身。中央大学法学部法律学科卒。大学卒業後、国税庁採用。国税専門官28期生として東京国税局にて勤務。税理士資格取得後、マエサワ税理士法人等にて実務経験を積み、平成17年10月、新宿区にて伊東事務所創業。平成20年4月、税理士法人イデアコンサルティングを設立。平成24年10月、記帳・経理代行サービスを専門とする株式会社イデアコンサルティングを設立。平成29年1月、社労士法人イデアコンサルティングを設立。