税理士法人ビジョン・ナビ/株式会社ビジョンナビ・サービス
代表社員 公認会計士・税理士 林 遼平氏/経営支援事業部マネージャー CFP 川口祐輝氏

京都府八幡市で地元の経営者を支援している税理士法人ビジョン・ナビは、平成元年に林 重雄氏が設立した事務所の後を継いだ息子の林 遼平氏を中心に、顧問先の多様なニーズに応えている。企業の成長のために長期的なビジョンに立った未来会計の観点を大事にする事務所がどのような支援を行っているのか、代表社員の林 遼平氏と経営支援業務のマネージャーである川口祐輝氏にお話を伺った。

── 事務所の特徴と力を入れている業務についてお聞かせください。

 当事務所は私の父である林 重雄が平成元年に「林重雄税理士事務所」として開業し、その頃から地域に根差した事務所経営を行っていました。私自身は2代目で、大学卒業後に東京の監査法人に6年弱勤務した後、平成25年に入所しました。創業者の父は2年前に亡くなりました。経営支援業務を始めたのは父の時代からです。父はお客様である顧問先企業がよくならなければ私たちもよくならないという考えを持っていました。そのようななか、長崎の岩永經世先生(岩永税理士事務所)やMAP経営さんとのご縁があり、MAS監査をはじめとした経営支援業務に注力するようになりました。
そして平成29年に「税理士法人ビジョン・ナビ」として法人化しました。ビジョン・ナビは「羅針盤」という意味で、車のナビゲーションシステムのように、経営者のビジョンのナビゲーターでありたいという想いを込めています。
事務所として注力している業務分野は3つあります。1つ目は通常の税務会計業務です。2つ目はMAS監査を中心とした経営支援業務です。そして3つ目はアウトソーシング業務で、これは今後労働人口が減っていくことを見越して提供している業務です。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング:企業活動における業務プロセスの一部について、業務の企画・設計から実施までを一括して専門業者に外部委託すること)の領域を拡充するために記帳代行、そして今年2月からは社会保険労務士事務所をオープンさせて労務関係にも対応できるようになりました。税理士、公認会計士、弁護士、社会保険労務士がメンバーにいることで、お客様の困り事に対してワンストップで対応できるBPO体制が整いつつあります。現在はパートタイムの方も含めて総勢20名の事務所です。そのなかで3名が税務会計業務との兼任で、MAS監査業務を行っています。

こちらは 実務経営研究会会員 用記事です
すべての記事が読める「実務経営研究会会員(有料)」へご登録いただくと続きをご覧いただけます。