税理士法人アーリークロス 代表社員 CEO 公認会計士 税理士 小西慎太郎
副代表税理士 相続・承継支援部部長 小山 寛史
CBO兼CPO 花城 正也

税理士法人アーリークロス(福岡県福岡市)は2018年に、クラウド会計を駆使しウェブ戦略に長(た)けた小西公認会計士事務所と、マネーフォワードクラウドシリーズの導入支援、および相続・事業承継に強みを持つアーリークロス会計事務所が経営統合して誕生した。それから3年、統合当時20名ほどだった会計事務所は、今やスタッフ90名超、グループ法人5社という規模の会計グループへと成長した。九州全域の会計事務所との提携の推進、さらには九州での拠点展開も精力的に推し進めている。今回の取材では、コロナ禍における顧問先対応、支店展開などの事業戦略について、同社代表社員でCEOの小西慎太郎氏(写真中央)、副代表で相続・承継支援部部長の小山寛史氏(同左)、CBO兼CPOの花城正也氏(同右)にお話を伺った。(撮影 関 征士)

各分野のプロによる相乗効果で組織力アップ

―― 弊誌では3年前、小西公認会計士事務所とアーリークロス会計事務所が経営統合したときに、当時、アーリークロス会計事務所の代表税理士、小山寛史氏と、副代表の花城正也氏に取材しています。その後、税理士法人アーリークロスとして新たにスタートを切り、九州全域をマーケットに大躍進を遂げています。
今回の取材では、アーリークロスの小西代表と小山副代表、そして 花城CBO兼CPOのお三方に、経営統合からの3年間を振り返りつつ、今後の事業戦略について伺います。
まずは、改めて貴社の理念からお聞きします。

小西 税理法人アーリークロスは、「日々、革新し続ける」という理念を掲げ、10年前に開業した小西公認会計士事務所が始まりです。3年前にアーリークロス会計事務所と経営統合し、税理士法人アーリークロスとして法人化しました。今は、10年前とは全く違う会社になっています。3年前と比べても大きく変貌しました。理念どおりよい方向に変わっていると思います。それが私たちの強みです。
3年前、私たちは「ワクワクする未来を共に創り、次世代につなぐ」というミッションを掲げ、相続・事業承継支援を通じて、中小企業を次世代につなぐところまでサポートしようという方針を打ち出しました。日本には伝統のあるよい中小企業がたくさんあります。そういった会社の継続と発展に尽くしていきたいと考えています。

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